2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

蠱惑的な専門外の意見と当たり前の「つまらない真実」

「 物理も工学も専門ではない作家に原発やエネルギー政策のことを訊いて、何が得られるのだろうという意見がある。だが現代の社会ではこういうときに「小説」という形式で「物語」を作っているひとに社会的意見を聴くことになっている。これについて考えを述…

人間関係、理想形

人と触れ合いすぎたせいで、ものが書けなくなるということもあるようだ。 昨年の春から、つい先月くらいまでの美月雨竜さんは、まさにそんな状態にあった。 何も書けないどころか、本も映画もテレビドラマも音楽も、以前のように楽しんだり、考察してみたり…

こんなじゃダメ神様、一緒にいてね(映画版『ノーライフキング』について〜「オウノ フウインヲ トコウト オモイマス」)

「ゲームdis本「脳内汚染」文庫版に対するワナワナがきてる。ゲームは人を殺さない。人を殺すのはにんげんだ。問題のすりかえとデマゴーグを喧伝する偽預言者こそひとのこころをころす。ノーライフキングと戦ったいまをいきる子どもたちが「がんばれ!」って…

あなたの気持ちはもうたくさん

美月雨竜氏は「お酌」という制度の存在意義を理解していない。というか否定している。 よって、飲み会なるものに参加しなくてはならないことになって、そこにどれだけ尊敬する人がお見えになっていても、その人の杯に自ら「いやあ、どうもどうも」などとすり…

友がみな我より偉く見ゆる日よ

微細なる運動の積み重ねによって、誰がどう贔屓目に見ても貧弱なもやしの妖怪に映る肉体から、美月雨竜氏とたいへん親しく、毎日のように顔を合わせ、氏の尊厳を貶めるような事を一切しない人なら、「どうです、さすがに貧弱ではなくなったでしょう?」と問…

武器は蕗

一体全体何をしている人なのか、真面目に暮らしている大勢の方々には皆目見当もつかないであろう謎人物・美月雨竜氏が、本人も「いったい、私は何をしているのだろう」と途方に暮れかけ、日々悶々としているのは、北海道のおへそ近くの片隅である。 この、北…

「車はガソリンをかけて爆発させるのです」

美月雨竜氏は瞬間移動などというスペックは当然持っていないし、また、そのような特殊能力を使いこなせる友人もいない。そもそも、普通に友人が乏しい。 さらに美月雨竜氏は、最後に運転したのは教習所だという、見事なまでのペーパードライバーであり、瞬間…

ガンもどき

「がんもどき」は「雁の肉に似たもの」という意味で(つまり「雁もどき」)、肉を食すことのできない坊さんが肉に似せてつくったのが発祥と聞いたことがある。『聖おにいさん』でブッダが、大豆でローストチキンをつくろうとしていたが、つまりはああいうこ…

考えたくないから、考える必要がない問題だと勝手に断定する。

国歌斉唱の際に規律しなかった教師に関する意見で、私が腹立たしく思うのは、右寄りな意見でも左寄りな意見でもなく、「先生が規則を守らないでどうする」といった意見だ。こういった意見を述べる奴は、立場や信条がどのような形であれ、決まったことには反…