2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

静養日記27 〜今夜もまたコンビニ行こうかな、なんて言える距離にコンビニがない〜

やたらと良くないことが続けて起こる一日。そういう時もあるものだと諦めるしかないが、とりあえず頓服薬を服用して乗り切る。静養、静養。 さて、唐突だが、私は「おでん」が苦手である。見た目に悪い印象などないのだが、匂いと味がどうにも合わない。ひど…

静養日記26 〜鼻血は輸血に向いていない〜

鼻血が止まらなくなる夢を見た。極度の性的興奮を誘発されるような内容の夢を見たわけではない。文字通り、夢の中の私は鼻血が止まらなくなっていたのである。 原因は、窓から染み出た大雨が電気ストーブのコンセントを濡らし、そこから立ち上る煙で鼻の粘膜…

静養日記25 〜トウモロコシ畑の暴風雨たち〜

我が家には目立った台風の被害もなく、近隣の畑も深刻な状況ではないようだ。車で20分ほど走ったあたりのトウモロコシ畑(誰の畑かは知らない)だけが、やけに風や雨の影響で倒伏していた。近くには別のトウモロコシ畑もあるのだが、そこはさほどの被害は見…

静養日記24 〜呼んだら来てくれるのなら、是非ともあいつの家だけで〜

特にどこにも行かない静養生活を続けているので、幻の湖底人などには出くわさずに済んでいるのだが、呼んでもいないのに台風とやらがやって来るかもしれないらしく、明日はいつも以上に強固な姿勢で家にこもっていなければならない。 すでに、少しばかり風が…

静養日記23 〜ハエだって落ち着きがあれば、ここまで嫌われない〜

特にこれといって書き記すことのない日々が続いている。静養中だから、それで良いのである。これは書き残さねばならぬ、というような出来事が次から次へと起こっていては、とても静養などできはしない。 たとえば、なんとなく見物にいった大きな湖にて、幻の…

静養日記22 〜パプリオーン!山椒魚〜

大きなナマズ、いやサンショウウオ的な生き物を首に巻きつけ、田舎道を走る。世界はなぜかその生き物を「カエル」と呼んでいて、私はたいそう可愛がってもいる。会話することもでき、走り疲れてきたときに、ほどよく元気の出る言葉をかけてくれたりもする。…

静養日記21 〜何も告げずに去っていくくらいなら、そもそも来ないでほしい〜

(おそらく)人生初だった口内炎は、いつの間にか綺麗に治っていた。セルトラリンのおかげか、数か月も治らなかった口内炎に対しても「癌かもしれない、手遅れかもしれない、でも病院行くの怖い」などと不必要な不安に苛まれることもなく、「悪化はしないん…

静養日記20 〜そうして私たちはプールに『ノスタルジア』を、〜

母校の小学校が閉校して2年半ほどになるが、数日前、ちょっと思い立って校舎の様子を窺いに行ってみると、校庭を含めた周囲の敷地は思ったほど荒れてはおらず、むしろ閉校までの最後の数年間のほうが整備が行き届いていなかったように感じる。 どうやら、老…