2017-01-01から1年間の記事一覧

静養日記24 〜呼んだら来てくれるのなら、是非ともあいつの家だけで〜

特にどこにも行かない静養生活を続けているので、幻の湖底人などには出くわさずに済んでいるのだが、呼んでもいないのに台風とやらがやって来るかもしれないらしく、明日はいつも以上に強固な姿勢で家にこもっていなければならない。 すでに、少しばかり風が…

静養日記23 〜ハエだって落ち着きがあれば、ここまで嫌われない〜

特にこれといって書き記すことのない日々が続いている。静養中だから、それで良いのである。これは書き残さねばならぬ、というような出来事が次から次へと起こっていては、とても静養などできはしない。 たとえば、なんとなく見物にいった大きな湖にて、幻の…

静養日記22 〜パプリオーン!山椒魚〜

大きなナマズ、いやサンショウウオ的な生き物を首に巻きつけ、田舎道を走る。世界はなぜかその生き物を「カエル」と呼んでいて、私はたいそう可愛がってもいる。会話することもでき、走り疲れてきたときに、ほどよく元気の出る言葉をかけてくれたりもする。…

静養日記21 〜何も告げずに去っていくくらいなら、そもそも来ないでほしい〜

(おそらく)人生初だった口内炎は、いつの間にか綺麗に治っていた。セルトラリンのおかげか、数か月も治らなかった口内炎に対しても「癌かもしれない、手遅れかもしれない、でも病院行くの怖い」などと不必要な不安に苛まれることもなく、「悪化はしないん…

静養日記20 〜そうして私たちはプールに『ノスタルジア』を、〜

母校の小学校が閉校して2年半ほどになるが、数日前、ちょっと思い立って校舎の様子を窺いに行ってみると、校庭を含めた周囲の敷地は思ったほど荒れてはおらず、むしろ閉校までの最後の数年間のほうが整備が行き届いていなかったように感じる。 どうやら、老…

静養日記19 〜ありえない仕事のなげき方〜

夢を叶えた人間は、なぜ「夢は必ず叶う」と言いたがるのだろうと考えてみると、自分が特別な存在であるなどと言ってしまうと嫌われてしまいそうだから、というのが理由ではないかと思い至るが、きっとそんなことは私だけが思い至っているわけではないと思う…

静養日記18 〜おおきなこえではうたいません〜

幼少期の記憶というものが周りの人よりも比較的しっかり記憶されているようなのだが、当然、すべてを覚えているわけでもなく、たとえば、どうやら私は保育園に入園してからしばらくの間、「おうたのじかん」(先生のピアノ伴奏にあわせて、園児が全員でうた…

静養日記17 〜エキノコックスのフレンズ〜

夢のなかで、両親と共にクマに襲われるが、かろうじて助かる。父がひっかかれて腕に傷を負ったものの、軽傷で済む。 こんな夢を見てしまうと、どうしても窓の外に何度も目をやってしまう。幸い、キツネとカラスくらいしかいない。稚内ではシカが増えて困って…

静養日記16 〜でも、ここだけの話、やりそうな気がしないでもないんだ〜

「小学校の同級生が成人式で暴れて、パトカーの中で警察官に暴力をふるい、公務執行妨害で逮捕された、という記事を今になってネットで見つける」という夢をみた。T君、もう10年以上も会っていないけれど、夢の中で悪役にしてしまってごめんよ。

好きな怪獣リスト④(ウルトラシリーズ日本国外製作作品)

なんとなく発表してみたかった、好きな怪獣(宇宙人なども含む)のリスト。あくまで怪獣のデザインや特徴の評価であって、登場した作品/エピソードの評価はまた別。「どんな怪獣が好きか」という点から見えてくるものもあるはず。 第4回はウルトラシリーズ…

好きな怪獣リスト③(第3期ウルトラシリーズおよび『アンドロメロス』)

なんとなく発表してみたかった、好きな怪獣(宇宙人なども含む)のリスト。あくまで怪獣のデザインや特徴の評価であって、登場した作品/エピソードの評価はまた別。「どんな怪獣が好きか」という点から見えてくるものもあるはず。 第3回は第3期ウルトラシリ…

好きな怪獣リスト②(第2期ウルトラシリーズ)

なんとなく発表してみたかった、好きな怪獣(宇宙人なども含む)のリスト。あくまで怪獣のデザインや特徴の評価であって、登場した作品/エピソードの評価はまた別。「どんな怪獣が好きか」という点から見えてくるものもあるはず。 第2回は第2期ウルトラシリ…

好きな怪獣リスト①(第1期ウルトラシリーズ)

なんとなく発表してみたかった、好きな怪獣(宇宙人なども含む)のリスト。あくまで怪獣のデザインや特徴の評価であって、登場した作品/エピソードの評価はまた別。「どんな怪獣が好きか」という点から見えてくるものもあるはず。 今回は第1期ウルトラシリ…

静養日記15 〜クロコダイル・ロックが流れる土曜の夜〜

ここ数日、プレスリーやチャック・ベリーといった、いわゆるオールド・ロックをひたすら聴いている。深い理由はないのだが、なんとなく気分が求めているので、欲求に従っている。 ロックの歴史というのは、古いと言えば古いものになったが、本当に「古典」と…

静養日記14 〜死を予告はしないKANA‐BOONの歌声が聞こえる〜

ここ数日は、北海道らしい夏が続いている。私の言う「北海道らしい夏」というのは、窓を閉めきったり、そこそこの運動をしたりすればさすがに汗だくになることはあっても、パソコンの前でうんうん唸りながら、つたない文章をえっちらおっちら綴っている程度…

静養日記13 〜世界が歪むと眩暈がして眼鏡屋が儲かる〜

眼鏡が壊れる夢を見る。予備を持っていない私にとって、眼鏡が壊れるというのは、けっこうな損害を被ることになる。実際、4年ほど前に壊れたときは、修理が終わるまでの間、度の合っていない古い眼鏡をかけていたりしたせいか、肩は凝る、頭痛はする、吐き気…

静養日記12 〜謎の飛行物体、十勝地方に現る〜

昨晩、窓の外の暗い世界をぼんやりと眺めていると(夜中に窓の外をぼんやり眺めてしまうあたりに、美月雨竜さんの精神状態の不安定さが垣間見えるが、だから静養しているわけであり、あまりこの点については深く追求したりしないでいただきたい)、北西の方…

静養日記11 〜かっこわるいということは、やっぱりなんてかっこわるいことなんだろう〜

急に涼しくなったせいか眠くてしょうがない。 セルトラリンを飲むようになってから、周りの音はあまり気にならなくなったが、やはり自動車のエンジン音は嫌いだ。暴走族や走り屋が集まるような土地ではないが、田舎ではあるので、けたたましくエンジン音を響…

静養日記10 〜いい夢見ろよ、なんて無責任なことは言えない〜

ベルソムラを飲まなくても、いちおう眠れることは眠れるようになってきたのだが、高確率で嫌な夢を見てしまい、ちゃんと休むことができない。ずっと狂夢期。まだしばらく、かかりそう。

静養日記9 〜手軽な神秘体験はもっと他にたくさんある〜

あまりの暑さのため、朝/晩の入浴の締めとして冷水を浴びはじめる。なにかの修行のような気分にもなってくる。一瞬、暑さから解放される心地良さを、何かしらの神秘体験だと錯覚しそうにもなるが、法に反する薬をやっているわけではないので、幸い、そんな…

静養日記8 〜僕らはみんな、猫ねむる〜

濱田マリがneco眠るをバックにして「手のひらを太陽に」を歌っている夢を見た。素敵なアレンジでした。 さて、このブログにも掲載した『東京腸女むすび』を、10年近くネット上で仲良くさせていただいている二浦さんが製本してくださり、つい先日、現物が私の…

静養日記7 〜静養中なんだから手を抜いたっていいじゃない〜

暑くてパソコンの前に座っているのが辛い。ゆえに長い日記なんか書いていられない。

静養日記6 〜苦しいときは、薬のことさえ忘れてる〜

昨日から急激に暑くなる。暑がりにはとても厳しい。寝ている時にかなりの量の汗をかいてしまったが、暑さのせいなのか、精神的なものなのか、よくわからない。だが、非常にさらさらとして水のような汗である。さらさらしすぎて、かえって不安にもなる。 内服…

静養日記5 〜粘膜に力を〜

左頬の内側に血豆ができる。口内炎に食物などが触れないよう、食事の際に左側だけで噛むようにしていたせいだろう。気になるので、うがいの頻度も増える。かえって良くないのかもしれないが、どうにも我慢できない。

静養日記4 〜眠らない体なんて手に入れることはできなかった〜

週に一度くらいの割合で、やたらと眠い一日がある。眠りに入りやすくするベルソムラという薬(先日、インパルスの堤下さんが意識朦朧の状態で自動車の運転席にいたのを警察に発見されるというニュースがあったが、服用していた薬の中にベルソムラもあったよ…

静養日記3 〜はじめての口内炎〜

(おそらく)人生初の口内炎ができる。いつもなら口腔ガンの不安に苛まれて、そのストレスによって症状をどんどん悪化させているところだが、薬のおかげか、その心配は少ししかしていない。いまだに少しは心配してしまっているあたりに、美月雨竜さんが鬱病…

静養日記2 〜猟奇博物館の館長は良い仕事だと思うよ〜

「夢オチの夢」というものを見てしまった。恥かしいシーンもあったので、詳しい内容は秘密とさせてもらうが、非常に後味が悪い。 その「夢オチの夢」の中で、以下のような詩が朗読されていた。私の潜在意識的なものから生まれたのだろうが、意味はよく分から…

静養日記

久しぶりにツイッターのタイムラインを眺めてみたら、とある画像を見て「神保悟志さんが変顔してるのかな?」と思ったのだけれど、そうではなかった(誰の画像だったのかは伏せておきます)、なんてことがあった静養中の美月雨竜です。 不安や緊張を和らげる…

美月雨竜先生に、はげましのお便りなんか出さなくても良い

「反復性うつ病性障害」と診断された美月雨竜さんは、現在、静養中である。 緩やかな回復傾向にあるが、はげましのお便りなんかを受け取っても「どうせ、心の中では“ざまあみろ”とか思ってるんだろ? わかってんだよ、ばかやろう……」などと考えてしまうくら…

『東京腸女むすび』(目次)

この日記は2017年3月31日に書いたものです。 では、なぜタイムマシンを使ったわけでもないのに、2ヶ月以上の時が経っているのかというと、まず第一には、ブログの詳細編集機能を悪用したからなのですが、もうひとつの理由は、4月から少々、生活環境が大きく…