夢日記
アイスクリームショップなどなかったはずの懐かしき上磯瀬百貨店食品売り場の横には、売り場の商品をレジへ通す前に入店できてしまう位置関係で30年程前のサーティワンが店を構え、店の買い物籠に支払前の商品を入れたままの母子たちがチョコミントとバナナ…
薬は老女の腕を煮しめたもので、三軒の木造家屋程の価値がある。腕は祈ればすぐに生えてくるが、その度にオオエドアブラマキトカゲが一匹失われる。この仕組みを知っているのは長老くらいのものだが、それが知れ渡ったところで土地の者は誰ひとり心を痛めた…
シローさんのお部屋が台所まで天水(あまみず)に満たされてしまったので食事を届けに行く。まだ天水が訪れてこない私の部屋へ避難してもらったほうが良いのだけれど、私はシローさんのお部屋が好きなので、わがままを言ってぎりぎりまで過ごさせてもらうこ…
最寄りのauショップの店内を、私は「サザエさんの景色」と名付けている。ひとつもサザエさんらしい点などないのだが、夢の中の私はそう感じている。 入口の隅でしゃがんでいると、天井で多数のオニグモがじっとしているのがわかる。蜘蛛嫌いの私は、すぐにで…
夢日記 私が1歳になるまで住んでいた1階建ての家は、現在書庫代わりに使っているのだが、壁と床の隙間が拡がってしまい、そこから冷たい風や不快害虫類が入ってきて困る。私はシャンプーやボディソープ、ハンドソープのボトルの口に固まってこびりついたカス…
小学校の非常階段は、非常用と呼ぶには素敵な外観をしていたので、私たちは「非常階段」という言葉は使わずに、ただ「外階段」と呼んでいた。今から考えれば、さほど素敵な外観ではなかったかもしれないが、非常用というイメージを持たせるものではなかった…