ウィリアム・キャッスルおじさんの世にも奇妙な風船の物語

つぶやき散らかしたまとめ。


 ジョルジュ・メリエスウィリアム・キャッスルが好きな私にとって、3D映画とか『パラノーマル・アクティビティ』ってかなり「映画らしい映画」なんだがなあ。

 個別の作品への評価は別として「映画とは何か」みたいな大きなことを考えるとき、私には柱となる四人の映画作家がいて、それがジョルジュ・メリエスウィリアム・キャッスルゴダールジョナス・メカス。まあ、次点としてロジャー・コーマンを挙げておくかな。

 見世物大王なメリエスとキャッスル。批評としてのゴダール。映画館の席を仕切って「一人で観る」ことを推奨したメカス、といった感じ。「映画館」という場所にもっともこだわったのは、きっとこの中ではウィリアム・キャッスルだ。芸術寄りのゴダールとメカスには、あまり「映画館」というこだわりは感じられない。

 そのせいか、エリッヒ・フォン・シュトロハイムとかの映画を観ても、作品そのものへの感想は別として、「映画らしい映画を観た」とはあまり感じない。

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 日本気球連盟発行の「風船」。うちには第56号だけがあるのだけど、バックナンバーって手に入るのかどうか気になって調べてみたら、1部500円で購入可能らしい。

 でも、2009年以前のものは無理かもしれん。うちにある56号はかなりボロボロだから、可能ならもう一部欲しいんだがなあ。

FEBC フェブックと風の仲間たち

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 朝ドラにクドカン。ついに来たか。秋からは遊川和彦だし、これなら木皿泉虚淵玄もアリか? 個人的に朝ドラ書いてほしい脚本家は、他には井上敏樹小林靖子あたりの仮面ライダー勢。

 脚本家で思い出したけど、1991年に放送された『世にも奇妙な物語「そこでは、お静かに」』(主演:藤真利子)の脚本って、『バッシング』や『愛の予感』の小林政広監督だったのね。

 この話は、初期の『世にも』の中でも、特に強く印象に残っている。騒音に悩む女性脚本家が、田舎の「騒音お断り」なホテルへ行くのだが……(いちおう、ネタバレ防止のために詳しい内容は省略)という内容で、後に渡部篤郎が主演した『Be Silent』にも通じる。だが、『Be〜』よりも「奇妙度」は遥かに高く、どことなく寺山修司的な世界観だった。おそらく、三谷昇とか光石研とかクセのある助演陣の影響もあるだろう。特に『逆噴射家族』の長男役で有名な有薗芳記が、ここでも異様な役に扮していて(静かな草原で独り謎の動きを見せるシーンと、夜中に主人公の部屋の窓に卵をぶつけてくるシーンが特に強烈)、正直有薗さん見てるだけでもモトはとれる。

 最後に見たのも、かなり前のことになるから、はっきりとは思い出せないけど、たしかホテルに宿泊している作曲家が見ていた映画が『アンダルシアの犬』で(騒音お断りなので、サイレント映画というわけ)、はじめて見た時(5歳の時)気持ち悪くてしかたなかったのを覚えている。

 『世にも〜』で好きな話、記憶に残った話に関しても、今度書いておこうと思う。今年の春の特別編は4月21日放送の予定らしい。どうやら、内一本は鈴木福くん主演のようだ。ヤスケン安田顕)とか出ないかなあ。

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 びんちょうタンはあってもぼうふうリン(防風林)という萌えキャラはいないみたいだな。