ネズミ野郎を黒くぬれ

 嫌いな奴の開頭手術に立ち会うことになった。頭蓋骨が切り開かれ、奴の脳が取り出された瞬間、私は右手を握りしめ、力いっぱい脳を叩き潰した。「この脳が、この脳が今まで俺を苦しめてきたんだ」そう思いながら、何度も何度も原型がなくなるまで潰し続けた。

 これ以上叩き潰すことができないほどペースト状となってから、自分の右手を見ると、奴の脳がこびりついていて、私は酷い嫌悪感に襲われ、右手の皮ごとはぎ取る勢いで、手術台に手をこすりつけた。最後は傍にあった斧で右手を切断した。これまで味わったことがないほどの爽快感だった。

(2013年3月17日に見た夢) 

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呟き散らかしたまとめ


 「知らない方が良いこともある」と「知識はないよりあった方が良い」は両立するはず。だから「知らない方が良いこともある」からと言って「知識はなくてもいい」理由にはならない。

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 結構な数の人にとって「頭の良い人」とは、知識が豊富なことでも頭の回転が速いことでも発想力があることでもなく、単に「自分と考えが近い人」というだけなのだろうな。
 「自分が漠然とそうじゃねえかなと感じていることをはっきりした言葉で言ってくれる人」と言ってもいい。感心してるわけではなく、共感してるだけ。
 そんなに頭の良い人間なんかいないと思うわけで、だとすれば「共感しやすいもの」っていうのは穴だらけである危険性も高いんじゃないかと。

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 ジェフ・ゴールドブラムはきっと乳では育っていない。爬虫類のように動物を喰らい、昆虫のように植物を喰らって育ったんだ。私もそうやって成長すればよかった。

 私は軽度の乳製品アレルギーだが、これは私が爬虫類や昆虫に近づいている証だと考えることにしよう。

 「敵は昆虫の目をしている。哺乳類である貴様らに勝ち目はない。勝ちたければ爬虫類になれ!」

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 「ミッキーマウス・マーチ」を平気で楽しそうに口ずさめる奴は『フルメタル・ジャケット』を観てない奴。観た奴はあの歌を聴くとすぐにストーンズの「黒くぬれ」が頭の中で流れてくる。