HELP! 北国の春がやって来ない ヤァ!ヤァ!ヤァ! 〜雪景色、曇り空、北風〜

 外で遊ぶのは好きではないくせに、住居にこもった人間臭い空気ばかり吸うのも嫌だわ、という非常に我儘な生き物である美月雨竜氏は、部屋に籠りつつ植物が吐きだしたばかりの酸素を吸って暮らし続けるために、部屋の窓を常に開けておくのを好む(もちろん、完全に開けっ放しにするのではなく、網戸等で下等生物たちの侵入は防いでいる)。

 ここ北海道の秘境と言って差し支えないド田舎では、窓を開ければ、すぐに辺りは木々と畑でいっぱいだ。私の部屋の窓からは、我が家以外の建造物は一切見えない。引き籠りながら、新鮮な酸素を吸い続けるには、かなり適した場所である。

 しかしながら、ご存じの通り、北海道という土地の冬の寒さは殺人的である。冬場に窓を開けっ放しにしていては、全身の血液が血氷と化してしまう。いかに「変わり者」と呼ばれることが比較的多いとはいえ、血液が血氷になっても生存できるほどの変わり者ではない。そもそも、そんな存在は「変わり者」ではなく「ミュータント」と呼ぶべきだろう。どこかの研究所で遺伝子から丹念に調べ尽くされ、最後は剥製にされてしまう。だから、冬はなくなく、一日一回の空気の入れ替えで我慢しているのである。
 
 関東在住時の夏は、まったく待ち遠しくなかったが(関東在住時も、部屋の窓は基本的に開けていたが、それは植物様吐き出したての空気を取り込むことよりも、暑さ対策によるところが大きかった)、この土地での夏は待ち遠しい。

 だが、5月5日現在、夏どころか、どういうわけか春すらやってきた実感がない。ニュースに注意深く耳を傾けたり、目を向けたりしていれば、北海道以外に住む人でも多少知っているかもしれないが、どうも天候がおかしいのである。端的に言えば「寒い」日がなくならない。しかも、やたらと風が強い。これでは、窓を開けることもできない。鍋物が恋しくなる気候だ。

 ようやく、目に見える範囲から雪が消えたかと思っていたのに、今日の天気予報を見ると、夜から明日にかけて「雪」だという。暑いのが苦手だからと言って、寒いのが大得意というわけではない。寒いものは寒いのだ。

 寒い日が続くことでの私にとってのメリットは、不快害虫がなかなか出てこないことくらいだが、奴らはたまりかねたのか、既に出始めている。美月雨竜氏の元気は減退する一方だ。デレク・ジャーマンの傑作『ザ・ラスト・オブ・イングランド』のように、私もカーテンを閉め、火のない炉端で震え上がらなければならないのだろうか。

 まだ、「死を予告する甲虫、チャタテムシの音」は聞こえない。聞こえたら、ザ・ラスト・オブ・ホッカイドウだろう。

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呟き散らかしたこと


 大きい学校ならだいたいクラスに1人くらいはいると言われる「旗男子」(世界の国旗をすべて知ってる男子。ついでに首都も暗記していたりする)。私もその一人だったのだけど、私が旗男子となったのは幼稚園児の頃(1992年)のため、それ以降に独立したり国旗が変わった国はほぼ抜け落ちてる。今でもエリトリアとかパラオとかの国旗は、どんなものかピンとこない。そして国は増え続ける。
 怪獣少年でもあったし恐竜少年でもあった。ドラクエやFFに登場するモンスターを攻略本で紹介されてる順番に暗記したりもしていた。他にも色々、調べて覚えるのが好きだった。そして、基本的に他人からは「だから、何?」で済まされた。
 
 まとめて言えば「図鑑少年」だったんだな。
 「大人も読みたくなる図鑑」ベスト15 :日本経済新聞 http://s.nikkei.com/XR1gWg

 同年代の子たちの遊びに加わることができないと図鑑少年になりやすいです。そして、図鑑少年になると、さらに遊びの輪に加わりにくくなります。それどころか、結構な確率で避けられます。ただし、運が良いと変わり者の先生に可愛がられて、濃いお話ができます。
 
 『世界の車窓から』は好きですが、鉄道にハマったことはありません。車窓からの景色と線路(特に廃線したもの。なので、これは廃墟マニアに近い感覚でしょう)が好きなだけです。電車そのものは、むしろ邪魔だと思ってるくらいです。
 さらに、私が実際に出会った鉄道マニアや鉄道関係者にロクな奴がいなかったせいもあり、今後も鉄道マニアになることはないと思われます(タモリさんが親戚のおじさんだったりしたら、違っていたかもしれませんが)。

 「“みんなと遊ぶ”って、それ”遊び”じゃなくて“人付き合い”だと思ってた」

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 ハーモニー・コリンの新作『スプリング・ブレイカーズ』。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』さえ遅れて公開されるような市(一応「市」なんだよ。(笑)つけたくなるよ)だから、公開される望みなんてほぼないので、遠出しないといけないな。まあ、いいや、これは無駄な出費にはならないから。
 息抜きのために始めたはずなのに、いつの間にか「場」が変容していって、息抜きどころか一番嫌な思いをするようになったものには、もう金をかける意味なんてない。
 いや、元来がそういう場だったことを見抜けなかった私の責任は重い。

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 STMを使って作られた「世界最小の映画」がすごい http://ibm.co/ZYCSUL
 こういうの、感動する。スポーツじゃ、ちっとも感動しないけど。

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 (ll゚Д゚) こっ壊れたか… 漫画家が作成したGIFが話題に http://japan.digitaldj-network.com/articles/13407.html
 で、こういうのも、好き。