ラーメンライスととなりのマックス・ヘッドルーム

 ラーメンライス(単純にラーメンとライスのセットのことで、ラーメンのスープに米を入れたり、逆に米にスープをかけたりしたものではない)というものに、あまり良い印象を持っていない。なぜか、ガサツな仕事人間の定番メニューという気がするからだ(炭水化物と脂だけとっときゃいいんじゃい、という乱暴な食生活を良しとしている感じがする。「野菜? ラーメンにネギ入ってるだろうが」的な)。

 しかし、この「ガサツな仕事人間」という存在も、基本的に私の頭の中に存在するイメージであって、そんなタイプの人間が現実にどれだけいるのかはわからない。

 だいたい、「ガサツな仕事人間」って良いポイントがひとつもない。「仕事人間」の時点で、あまり良い印象は持たれないが、たとえば仕事が出来過ぎるがゆえに仕事一筋になってしまった「仕事人間」なら、少なくとも仕事の上では有能な人間なわけだ。だが、「ガサツな仕事人間」となると、仕事だけは丁寧という都合の良い人間でない限り、仕事に対してもガサツなわけで、なのに「仕事人間」と言われてしまうほど、他の事に関心を示さない存在ということになる。つまり、仕事がちゃんとできてないのに、仕事しかしない奴。最悪である。


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呟き散らかしたこと


 所さんが言っていたように、スイカは頭悪そうに見える。蔑む言葉に用いられる作物の代表はイモ、カボチャ、ナスだが、形状といい質といいスイカはこれらに匹敵、いや凌駕すると思う。故に、ロバート・ネルソンの『この西瓜野郎(Oh Dem Water Melons)』は傑作であると思う。
 
 所さんが挙げていたスイカの頭悪い点。一個で量がたっぷり、真ん中以外大したことない、縞模様、カブトムシにかじられてる、食べてくださいと言わんばかりにごろごろ転がってる、など…。それらに加え、あの叩いた時のぽこぽこという間抜けな音も阿呆臭さを演出しておられる。

 『この西瓜野郎(Oh Dem Water Melons)』は、楽しめる実験映画/アンダーグラウンド映画としてもお薦めしたい。

 『この西瓜野郎(Oh Dem Water Melons)』、『アタック・オブ・ザ・キラートマト』、『東京白菜関K者』の3本立てとか、どこかの名画座でやってくれないかしら。『ジャイアント・ピーチ』あたりを混ぜ込んで、何も知らぬお子様にワケのわからんトラウマを植え付けるのも一興。

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 マックス・ヘッドルーム事件の犯人って、アノニマスにいたりしないのかな。ニコ生の生主とかになってたりしたら、なんだか残念なような、それはそれで面白いような。