好き好き大好き

 奥田民生さんは、ユニコーン時代のインタビューで「好きなものしか食べないけど、好きなものの幅が広い」と語っていた。

 昨日の小路幸也先生の日記には「大好きなものはなんですか? と、訊かれたときにたくさん答えられるようにしておこうとふと思った」と書かれていた。

 民生さんの話は、食べ物の話ではあるけれど、大抵のことにおいて「好きなものが多い」というのは、結構な武器になる。

 また、これが嫌いだと人生において大きなハンデになるというものもあって、たとえば食品なら、私がそうなのではっきり言えることなのだが、マヨネーズが嫌いだとこの現代日本ではかなり生きにくい。奴らは、こちらの断りもなしに、さまざまなものに潜んでいるからである。

 好きだという人が多いものは、必然的に遭遇率も高まるため、それが嫌いな人にとってはしんどい。ただ逆に、多くの人が嫌っているものが好きであるということがプラスになるかというと、それはなかなかそうはいかず、たとえばゴキブリが大好きだという人は他人から嫌われる可能性も高いだろう。


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呟き散らかしたこと


 RADWIMPSの「オーダーメイド」がオリコン1位になった時、知り合いのRADのファンが「もっとメジャーな存在になっても、ずっと前から好きだった俺がモテるようになるわけじゃないし」と言っていたのをふと思い出した。

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 馬が虐待されてんのかと思ったら、芋掘りの機械がきしむ音だった。

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 「あれこれ考えるより、とりあえずやってみようじゃないか」という言葉を全否定はしないけれど、あなたがこれからやろうとしている事が原因で取り返しのつかない事態になる可能性がどれだけあるかくらいは考えてちょうだいね。あなたやあなたの理解者が損害を受けるだけなら構わないけれど、その向こう見ずな行動で世界を壊されたらたまったものじゃないの。