豆腐の国からやってきた青年

 「さよポニLOCKS!」の第28回放送で「秋になると近所を周り出す焼き芋屋のおじさんが何年も見た目が変わらないので、焼き芋の神かもしれない」というリスナーからのお便りが紹介され、それに対してみぃなが「あれはサンタクロースと同じで、秋だけ焼き芋の国から軽トラックでやってくる」と答えていた。

 私の母の実家には、その昔(私が幼稚園に入る前から小学校低学年くらいの頃)、月1くらいの頻度で割とイケメンの青年豆腐屋が来ていたのだが、最近になって彼がまだ豆腐屋をやっていることがわかり、ちょっとお顔を拝見しに行ったのだが、しっかりナイスミドルになっていた。どうやら、彼は豆腐の神様でも豆腐の国からやってきたわけでもなく、ただの美味しい豆腐を売る人間だったようだ。

 しかし、私は神奈川に住んでいた頃、近所を巡回している豆腐屋の中に、青年時代の彼そっくりの顔を見たことがある。ひょっとしたら、美味しい豆腐を売る人間には、本当に割とイケメンなお顔の豆腐の神、もしくは豆腐の国からやってきた妖精なんかがとり憑いていて、幼児や精神が弱った人間には、豆腐を売る人間の顔が神(もしくは妖精)に見えるのかもしれない……なんてことを想像してみたり。


 第28回さよポニLOCKS! ↓
     http://tfm-campaign.gsj.bz/sol/smart/artist/sayoponi/131018.html