有益な寄生虫のような存在

 働いてもいないし、働こうともしていないし、主婦/主夫というわけでもないが、家事手伝いというぼんやりした呼び方では申し訳なくなるレベルで家事・炊事をこなす存在を「ニート」と呼んでも良いものかどうかという話は、私と私の仲間内では何年も前からよく議題に上がっている。
 もっとも、それだけの力があれば、そういう仕事に就けば良いではないかと言う人もいるだろうが、仕事内容自体にそれほどの差はなくとも、家でそれをやることと、外の現場でそれをやることは全く異なるわけで、もし「そんなヤワじゃダメだ」という根性論以前に、その差自体が理解できていないのなら、さすがにお話にならないんじゃないかと思う。でも、平然と「同じことじゃん」と考えている人を、実際に何名か知ってしまったのである。

グレート生活アドベンチャー

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