ヘイト以前にデマなわけで…

 ※日曜と水曜にブログを更新する決まりを自分の中で勝手に作っていたのだけど、昨日は諸事情で更新できず。しかし、せっかく守ってきた法則を壊すと、記事一覧なんかのバランスが崩れて汚いので、詳細編集で5月7日(水)付の日記にしました。実際に書いたのは、5月8日(木)です。



 「ヘイトスピーチには法規制と厳罰が必要だが、現時点で安易にヘイトスピーチ禁止法みたいのが制定されたら間違いなく悪用される。ネトウヨやザイトクはスルーされ、かわりに原発反対派が「福島へのヘイトスピーチ」と言いがかりつけられて大量に逮捕されそう」

 という呟きがリツイートされて私のタイムラインに浮上していたのだが、まあ、たしかにヘイトスピーチの法規制が悪用されることへの危機感を全く持っていないわけではないのだけれど、しかし、言いがかりではなく、本当に「福島へのヘイトスピーチ」にしかなっていない原発反対派もたくさん存在していて、ひょっとしてこの呟き主もそういう人なんじゃないかと勘繰ってしまう。

 そもそも、福島に関することであれ、ネトウヨ的なことであれ、ヘイトスピーチを行う本人たちのほとんどが、ヘイトスピーチだと言われることを「言いがかり」だと思っているであろうことが、問題をややこしくしているわけで(逆に言えば、思想的そのものにおいては、ヘイトスピーチを行っている人よりも過激に偏っていても、どうやってその思想を主張するか、つまり手段に関して慎重な人は、ヘイトスピーチに走らずにいることだってある)、そのあたりについての言及がないあたり、結局、自分のやっていることは正義であり、ヘイトスピーチなどではないぞ、という勝手な主張を遠回しにしているだけのような気もする。

 そもそも、ヘイト的な言い方でなくとも、デマを流して良いわけではない。