白樺 青空 南風

 また軽めの風邪でもひいたのだと思っていたが、どうやらシラカバ花粉にやられたようだ。
 かといって、窓を閉め切っていると、暑くて何もできないほどに、ここ北海道も夏の装いを見せんでも良いのに見せ始めているため、鼻水が止めどなく垂れてこようとも、目が痒くなろうとも、耳まで痒くなろうとも、窓を閉めるわけにはいかんのである。そして、南風だろうが北風だろうが、花粉はとんでくる。窓を開けなくとも良い涼しい時というのは、大抵雨の日であり、そうなると窓が開いていようが閉まっていようが、そうそう花粉は飛んでこない。
 暑さが内地よりマシとは言え、やはり秋が恋しい。