私のアイデア帳的なノートの中に、2005年5月10日付で「押入れからカルトビデオ」とだけ走り書きしてあるのだけれど、これがタイトルだけなんとなく思いついてメモしたものなのか、それなりに内容も思い浮かんでいたのだけれど、眠かったかなにかでキーワードだけ書いたものなのか、どうしても思い出せない。まあ、後者だったとしても、おそらくロクなアイデアではないと思う。
かつてのアイデアといえば、「世の中には食べたくても食べられない人がいるんだよ」という教師の説教に反省して、給食にでてきた苦手なチーズを無理して食べて死んでしまった男の子が神様になるという、『ロゴパグ』(の内のパゾリーニ監督作「リコッタ」。映画でキリストの磔刑シーンを撮影中に、リコッタチーズを食べすぎた俳優が死ぬ話)のパクリで「ロゴパク」という舞台用脚本を中2の時に書いたことがある。これぞまさに中2病……なのだろうか。
ちなみに、この『ロゴパク』(一字違いなのでややこしいが、私の書いたパクリ版の方)で、主人公の男の子が無理して食べて死んでしまうチーズは「さけるタイプのチーズ」である。基本的にチーズが全てダメな私だが、数あるチーズの中でもこれが特に苦手。たしかに、濃さや匂いでいえば、もっと強烈なものがあるのだが、このタイプのチーズにはトラウマになった出来事がある。
こちらも給食に関連した話なのだが、小学2年の頃、教室の掃除の最中、ロッカーの中から、誰かがイタズラで仕込んでいたのか、それとも単に持ち帰って食べようとしていたのをなぜかそこに置いて忘れてしまったのかはわからないが、カビだらけになったおぞましい姿の「さけるチーズ」が転げ落ちてきて、危うく直撃を食らいそうになった。これが私の「さけるチーズ」嫌いの原因で、以来、私は「ただのチーズが苦手な人」から「可能ならチーズ撲滅のためにテロ活動だって辞さない」という過激なチーズ嫌いに変貌したのである。実際、このカビだらけチーズを放置した憎むべき犯人を特定しようと執念深く調査したりもしたのだが、残念ながらそれは叶わなかった(叶っていたら、小2にして人の道を外れていたかもしれないので、結果的には良かったのかもしれない)。
アレルギーではない単純な食わず嫌いの場合、どれだけの量のチーズ(給食に出てくるタイプのさけるチーズ)を食べれば「嫌いなものを食べすぎて死ぬ」という事象にリアリティを持たせられるのだろうと、結構マジになって考えた中2の秋(『ロゴパグ』のパクリ『ロゴパク』の制作秘話)。他に考えることはなかったのだろうか。
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『聲の形』のヒロイン・西宮硝子へのいじめがより酷くなった大きなきっかけの一つが合唱コンクールなのだが(詳しくは、実際に漫画を読んでほしい)、合唱コンクールって『聲の形』に限らず、現実においても、相当な確率でクラス崩壊のきっかけになっている行事のような気がする。あの行事に関わることで、小、中、高あわせ、いったい何人の女子の泣き声とスクールカースト上位男子の怒号が響いたことか……。
「愛」「平和」「明るい未来」……そんな歌をうたっているはずなのに、「口を大きく開けろ!」「声が出てない!」「どうして、真面目にやってくれないの……(号泣)」といった修羅場が展開される合唱という学校行事。
西尾維新の「物語シリーズ」の主人公・阿良々木暦は、歌うのが嫌で指揮者に立候補するも一票も入らず落選した(西尾維新『佰物語』参照)らしいが、かくいう私も歌うのが嫌で、いっそ伴奏者になろうかとピアノの練習を始めたが、あれはあれで目立って嫌なので、結局「口も大して開けず、声も出していないのだが、それすら気づかれないレベルにまで存在感を消す」という、ある意味最も困難な方法で乗り切りました(「大きな声を出すこと」は、他にやる気のある奴がいれば、まあ誤魔化せなくもないのだが、「口を大きく開けろ」という指示が困る。指三本入るくらい開けなきゃいけないらしいし。それでも反骨精神から、ロゴパク……ではなく口パク、いやほとんど口すら動かさず、合唱コンクールというものへの反発を表明しておりました)。
まあ、存在感が消えていたわけではなく、「こいつには関わりたくもない」と思われていた可能性も否定できない。
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『VHSテープを巻き戻せ!』は、すごく面白そうなのだが、予告映像がやたらと「映画愛」的なワードを強調しているのが気になる。VHSの魅力って、映画以外の雑多な映像作品に依るところも大きいと思うし、それ系の映像らしきものも予告編の中でちらちら見えてはいるのだけれど、やっぱり内容は映画寄りなのだろうか。
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つい数時間前まで「池沼」というネットスラングの意味を知らずにいました。何度か目にしてはいましたが、調べたらどうせ嫌な気分になるのだろうと思い、放置してました。
ネットスラングと顔文字/絵文字には疎いです。まあ、顔文字/絵文字は使われても不快にはなりません。ただ、意味を理解していないので不安にはなります。
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『笑う洋楽展』で久しぶりに聴いた、嫌いではないけれど、「好きだ」と公言するのはちょっと恥ずかしいこの曲。
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