巨大なビスケットの上で正座したフランク・ザッパは、僕に「お前はオレより少しだけ長く生きるだろう」と言った

 タイトルは、先日見た夢のことである。

 フランク・ザッパが亡くなったのは、1993年。52歳だった。それよりも、少しだけ長く生きるということは、私が死ぬのは、53〜55歳くらいということだろうか。
 この夢を見たのは、誕生日の翌日で、既に私は28歳になっている。つまり、夢の中に現れたザッパを信じるなら、私の寿命は残り25〜28年くらいということなのだろう。さて、それまで、どのように生きるべきか。

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 「君は、君が諦めようとしないことが、強さなんかじゃなく、弱さからくるただの悪あがきであることを突きつけられると、それこそ死に逃げしたくなるとわかっているから、諦めた者は弱くて逃げているだけなんだと自分にも世界にもそう言い聞かせているだけなんじゃないのかい?」

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 「遊んで過ごした3年間と、何かに打ちこんだ3年間、どっちを誇りに思う?」
 
 「何かに打ちこみつづけた者が偉いという世間からの重圧をはねのけて、3年間遊び続けたことを誇りに思う」



 「だいたい、なんで部活に打ちこんだ3年間の他に挙げられるのが、毎日夜まで遊んだ3年間なんだよ。こっちは、適度に遊んで、あとはたくさん勉強してたんだよ」


フランク・ザッパ自伝

フランク・ザッパ自伝