身体に優しくない展開

 降ってほしくないタイミングで降ってくる雪。仕方なく行う除雪。徐々に暖かくなってくる気温。油断すると明け方の寒さに凍える。季節の変わり目特有の安定しない天候。結果、私の身体に何が起こるかと言えば、若干の寒気、微熱、いがらっぽい喉、節々の痛み……。

 私が苦しい時、たぶん、世界は楽しんでいる。少なくとも、私の目に映る範囲の世界は。たとえば、そう、今日は私が諦めたものの最終日。元々、諦めているのに、こうまで気の落ちる展開にすることもなかろうに。

 何かいいことないのか。まあ、あっても話さんけど。そんなこと話しても、みんな不快なだけだろう。

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 『カウガール・ブルース』の主人公は、「大きな親指を持つ女性」(映画では、ユマ・サーマンが演じた)だったが、私は「一際長い中指を持つ男」に生まれたかった。今、そんな気分なんだ。『名盤ドキュメント 佐野元春“ヴィジターズ”「NYからの衝撃作 30年目の告白」』で、中指を立てて見せた佐野元春は、たまらなくカッコよかった。

カウガール・ブルース

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