四月一日

 このブログに書かれていることは、すべてフィクションであり、実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。

 そもそもこのブログは、街を歩けば10人中9人が振り向く、どこに出しても恥ずかしくない長身のとある美男子が、生まれてくることのなかった弟の魂をチャネリングし、その弟が歩むはずだった人生をせめてネットの片隅に書き残しておきたいと思い書き綴ったものです。

 ブログの書き手の弟の人生は、生まれてこなくて正解だったと思ってしまうような惨めな点も多々見受けられますが、それでも書き手である兄は弟に人生というものを味わわせてやりたかったのだと語ります。しかし、現実には存在しない弟の人生を書き続けることに、虚しさや罪悪感も感じるようになり、本日の日記ですべてを打ち明ける決意をしたそうです。

 ブログの書き手である、どこに出しても恥ずかしくない美男子は、謝罪のためのお百度参りと、これまでの心労が祟り、現在休息をとっており、彼と長年の知人である私(わけあって、詳しい素性は明かせません)が代理として、最後のブログを更新することとなりました。

 このブログを読んでくださっている皆さん、「四月一日」という今日を噛みしめながら、休息する書き手を暖かい気持ちで見守ってやってください。では。









































四月一日ですからね……)