19・326・0930・3776・15・25

 中学時代、周囲の女子たちが学級新聞やクラス文集に描いていたイラストの大半は326風だった。中学だけでなく、高校1年くらいの頃まで、その状況は続いていた気がする。そのせいか、今なお私は、326のイラストがちょっと苦手である。あの当時は、まさかその後、326さんが自費制作したキャラクターグッズで多額の借金を背負ったり、所属事務所がタイタン(爆笑問題の事務所)になったりするなんて想像もしていなかった。

 ところで、326といえば19だが、同じころ0930(おくさま)という音楽グループもいた。一時期、『笑っていいとも!』のレギュラーだったこともある。なんだか数字だらけの話になったが、0930はともかく、私は19に関しても少々嫌な記憶があって、同世代の「思い出のヒット曲」みたいな話題で19が流れてくると、あまり良い気持ちではいられない。それでも、最も苦手な80年代半ばから90年代初頭くらいのバブルナルシスト系ソングのように、身体全体を掻き毟りたくなるほどの嫌悪感はない。10年以上の時間が経ち、自分が「懐かしい」と感じるようになった時代でもあるので、曲そのものの好き嫌いとは別に、その頃の記憶を蘇らせるものとして、ほんの少し愛おしいような思いが芽生えてこないこともない。

 そういえば、2000年に公開された映画『十五才 学校IV』(監督:山田洋次)のポスターやチラシに描かれたイラストも326だったはずだが、主題歌は19ではなく、ゆずだった。アーティストとしては、どちらかといえばゆずのほうが好きなので、最近は特に多くなってしまった「主題歌でがっかり現象」に見舞われることはなかった。もっとも、映画の内容的には、19だったとしても、それほどがっかりはしなかっただろうけれど。

 さて、数字だけで表記されるグループといえば、先々月に放送された『ゴッドタン』のアイドル企画(「この次世代アイドル知ってんのか!? 2016」)での「とにかく曲がいい部門」で、3776(みななろ)が紹介されていた。BABYMETALも嫌いではないけれど、あまりメタルというジャンルが好きではないので、私は3776のほうが好きである。あと、清竜人25ね(清竜人25を観たり聴いたりするたびに、かまやつひろしさんの「僕以外女の子なバンドって最高」という発言を思い出す)。


3776/僕だけのハッピーエンド


清竜人25/Mr.PLAY BOY…♡

コンプリートBEST 青&春

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326―ナカムラミツル作品集

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トビラ

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3776を聴かない理由があるとすれば

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