洗い髪が芯まで冷えて

 窓の外には神田川……ではなく、稲光。そもそも、正しい歌詞は「窓の外には神田川」ではなく「窓の下には神田川」だったか。まあ、それはともかくとして。

 午前中は快晴だった。これでは、いつ停電してもおかしくない。もっとも、選挙期間中というのは、状況がどのように転がろうとも、テレビやインターネットを眺めていると体によくない言葉が大量に流れてくるので、それらが使えなくなることに関しては問題はない(『1×8いこうよ!』と『モヤモヤさまぁ〜ず2』は観たいけれど)。

 私の普段の生活において怖いのは、夜の入浴中に停電することである。つい先日、そんな状況に置かれたのだが、身体は洗いにくいし、換気扇も止まってしまうので、蒸し暑いだけでなく呼吸まで苦しくなり、まったく身体が清められている気がしなかった。電気って、やっぱり大事。

 さて、何度か他人に話したこともあるのだけれど、私は入浴時間がかなり長いので「風呂好き」と思われやすいのだが、むしろ風呂は嫌いだ。ただ、身体が汚れている状態が入浴以上に嫌いなので、結果的に風呂好きの人並の入浴時間になってしまっているだけである。もし、身体が汚れないのであれば、たぶん入らない。いや、「お湯に浸かって身を清める」という行為だけはしておかないと、気分が収まらないような気もする。結局、どんなに急ぎの場合でも、朝と晩に最低でも1時間くらい(これはかなり急いだ場合)は要してしまう。

 かなり人生を無駄にしている気がするし、碇シンジ君も言っていたように「風呂って嫌なことを思い出す」場でもある。湯に浸かっていると、考えなくてもよいことをあれこれ考えてしまい、だんだんと気分だけでなく、身体も文字通り沈んでいってしまう。

 そんな場で停電などしようものなら、洗いにくさや蒸し暑さを抜きにしても、まったく心は休まらない。どころか、寿命が縮んでいる気がする。

 露天風呂ならもっと開放感があるのだろうけれど、これはこれで「このお湯は大丈夫なのだろうか」などという心配がよぎり、結局リラックスすることができない。なにか、楽に入浴できる方法があったら教えてほしい。

KAGUYAHIME Best Dreamin‘

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