静養日記12 〜謎の飛行物体、十勝地方に現る〜

 昨晩、窓の外の暗い世界をぼんやりと眺めていると(夜中に窓の外をぼんやり眺めてしまうあたりに、美月雨竜さんの精神状態の不安定さが垣間見えるが、だから静養しているわけであり、あまりこの点については深く追求したりしないでいただきたい)、北西の方向に謎の発光体を発見する。三つの発光体が約140度くらいの角度で斜めに並んでおり、それぞれが消えたり現れたりを繰り返す。

 30分ほど観察していたが、好奇心よりも眠気のほうが勝ったため、その後すぐにベッドへ向かった。今もなお、あの発光体がなんだったのかは不明である。