静養日記13 〜世界が歪むと眩暈がして眼鏡屋が儲かる〜

 眼鏡が壊れる夢を見る。予備を持っていない私にとって、眼鏡が壊れるというのは、けっこうな損害を被ることになる。実際、4年ほど前に壊れたときは、修理が終わるまでの間、度の合っていない古い眼鏡をかけていたりしたせいか、肩は凝る、頭痛はする、吐き気はする、しまいには全体的な運気が下がっていくような気までしてきて、その影響なのか顎関節症を発症し、余計な治療費までかさむことになった。以来、眼鏡が壊れる恐怖というものを潜在的に意識し続けているのだろう。現在の病気のことを考えると、あまりよくない傾向である。多少の経済的な冒険をしてでも、予備の眼鏡を用意しておくべき頃合いなのかもしれない。