静養日記47 〜冬の香りは血の匂い〜

 昨日、今季初の本格除雪。やけに左足だけが濡れて、靴の隙間から雪でも入ったのだろうかと思っていたら、でかい靴擦れで出血していたことが後に発覚し、靴の中がちょっとした犯行現場になってしまった。

 足がやられて、では手のほうはどうかと言うと、しっかり手袋もしていたのだが、私のひどく乾燥している手が市販の手袋だけで防御できるはずもなく、すでに細かくひび割れていた箇所がことごとく悪化し、やはりちょっとした犯行現場状態で、当然、風呂で汚れも血も洗い流しはしたものの、バンドエイドだらけの身体で眠っていると、そのうち滲んだり剥がれたりするもので、結局シーツも犯行現場状態と化し、例年通り、血の匂いの冬を迎えている。

 私の向かうところ、ルミノール反応だらけ。鑑識泣かせの、この身体。いっそ誇っていいかしら。