SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2017)

 みうらじゅん先生の「みうらじゅん賞」に倣って、その年、特に私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える「みづきうりゅう賞」。本家同様、枠は5席ですが、今年は復帰特別賞という方がいるので、実質的には6つとなります。

 また、例年同様、音楽アルバム、映画、小説、漫画、テレビドラマなどの作品は「みづきうりゅう賞」とは別に、それぞれ特に面白かったと思うものを20〜30作品くらい挙げようと思います。とりあえず、ツイッターで20選、ないし30選を挙げておき、個別の作品に関する感想などは、私の体調が良ければ、年が明けてから3月に入るくらいまでにまとめることができればよいかなあ、といったところです。私のことを多少気にしてくれている物好きな人がおられましたら、なにかの参考にでもしてください。





 というわけで、栄えある2017年度みづきうりゅう賞の発表です。今年の受賞者(?)は、こちら(敬称略)。


・橋本ルル
山田孝之
たつき監督
小沢健二
・チビJP
木村洋二(復帰特別賞)


 多少のビザールさがなければ「カワイイ」とは言えない! そんな思いをより強くさせてくれた、生けるお人形・橋本ルル様。「怖い」という声もあるようですが、可愛さや美しさは追及していけば、ある種の妖しさというものを孕むわけでありまして、それも含めての可愛さの極致。私はきっと、跪くことしかできません。

 2人目は、いったいどこに向かおうとしているのかさっぱりわからなくなった、『ちゅらさん』の時の(まだ妖しさは対して孕んでいなかったレベルの)かわいい青年はどこへやら、しかし、その正体が「愛の星から来た大変態」であったのならば、それはもうしょうがない。というわけで、山田孝之様に賞を送ります。あの夜の神秘体験を私は忘れない。

 3人目は、もう多くの場所で既にたくさんの賞賛と感謝を受けている、我らがたつき監督。ここで、とやかく私が語る必要もないですね。

 そして小沢健二様。『POPEYE』最新号にて久々に復活した「Olive」での「DOOWUTCHYALiKE」は、オリーブ少女ならぬオリーブ少年だった私にはどストライクな内容で、常にはるか先を生きているからこその王子様なのだなと。というか、『流動体について』も『フクロウの声が聞こえる』も名曲すぎやしませんか!?

 通常枠、最後は「チビJP」。いったいなんのことかと思われる方もいるでしょうけれど、『モヤモヤさまぁ〜ず2』をご覧の方には、きっとお馴染みのアイツ。athomeのCMでさまぁ〜ずとも共演しているロボット「athome.CO.JP(アットホームシーオージェイピー)」のチビ型(量産型?)のことです。そう、「よいちょ〜」が可愛い、彼らのことです。最近はCMのバージョンが変わってしまい、「よいちょ〜」も「おきゃくさん」も聞けなくなって寂しいですが、楽しい演奏隊姿は相変わらずかわいらしい。

 さて、「復帰特別賞」は、長い休養からいつの間にかひょっこり帰ってきていた、STVの革命的アナウンサー・木村洋二氏。この文章を書いている直前には、『年末洋二の部屋’17』という番組で、冴えわたる(?)トークを披露してくれておりました。




 「反復性うつ病性障害」と診断された2017年。しかし、医学の発展はありがたいもので、処方されたおくすりはしっかり効果を発揮してくれ、もちろんすぐには「完全復活!」とはいかないものの(そもそも、この31年間、ずっと半分壊れたままのようなものだったので、復活もなにもあったものではないのだけれど)、日常が人並みくらいには過ごしやすくなりました。しかし、いい加減、もっと良い方向に人生が転がってくれないと、そろそろ本格的にやばいのではないか、なんて思いも消えず、せっかくの処方薬が焼け石に水状態になりかけることもしばしばで、予断を許さぬ状況です。来年の今頃、同じような日記を更新することができるかどうか。気になる人はそうそういないでしょうけれど、数少ない美月雨竜観察家の方々は、あくまで他人事として観察し続けてくれると幸いです。では。