静養に向かない気候のなか、必死に静養する者の日記

 「寒い」と感じても、それは気温が低いからなのか、それとも自分の体調のせいなのか、どうにも判断できない。それくらい気温的にも寒い日が続いているし、私の体調も沈みがちである。先週くらいから、精神的にも落ち込むことが多く、体調不良も精神的なものなのか、風邪でもひいてしまっているのか、それを見極めようとする気力さえ湧いてこない。

 それでも今日は比較的落ち着いているほうだったのだが、なんとなくツイッターを見た途端、うんざりするような内容の呟き(それは誰かが批判的な意味でリツイートしたもので、基本的にうんざりするようなことを呟く人はフォローしていない)が目に入ってきてしまい、これはどうにも体に良くないなと判断し、かなりの量のアカウントを予防的にブロックする作業をおこなった。そんな作業をおこなえるくらいの余裕は辛うじて残っていた。これで明日以降が今日よりも少しばかり穏やかになれば良いのだが、残念ながら前向きに考えるだけの余裕は残っていないようで、残ったのは作業による疲ればかりだ。

 しかし、眠って身体を休めようにも、先述の通り、気候が安らぎを与えてくれない。一応、文明の利器によって強制的に部屋の温度を高めることは可能だが、油断すると暖め過ぎて、これまた安らぎのない空間ができあがってしまうし、「電気代」という文字がおどろおどろしい書体で脳内に浮かび上がってきたりもして、結局ゆっくりすることができない。

 どうやら、地元の情報媒体や近隣の人々の話から察するに、今年はやはり特別に寒いらしい。身体や精神が健康なら「今年は特別に寒い」ということにも自然と気づくことができたのだろうが、諸事情により静養を必要とする身だったため、私の身体は気候への適応に出遅れてしまったらしい。はたして、この危機を無事に乗り切ることができるのか。戦況は極めて危うい。