映画学校時代の同期たちが在学中に書いたシナリオなどは、ほとんどがホチキスで綴じられているのだけれど、そのうちのいくつかがかなり錆びてきてしまっていたので、すべてバラしてクリアファイルに収納し直すことにした。
ついでに、これまでに集めた新聞記事(気になる記事は、基本的に紙面ごと切り取って、これもまたクリアファイルに保存している)の整理もはじめてしまって、その時の体勢がみうらじゅん先生がエロスクラップを作る際の体勢とほぼ同じのため、指やら足にタコができるわ、腰は痛くなるわで、静養中の身でやることではなかったかなと後悔しつつも、一度やりはじめてしまうと、途中で投げ出すのも気持ち悪いので、ここ一週間ほどは身体中の痛みに耐えながら、大量の新聞記事およびA4用紙と格闘している。
さて、この作業の最中に延々と流しているのが「デンセンマンの電線音頭」(レコード化の際のアーティスト名義は「デンセンマン、伊東四朗、小松政夫、スクール・メイツ・ジュニア」)で、ベンジャミン伊東スタイルの伊東四朗さんの声がなんだかやけに気持ちよくハッパをかけてくれるので、身体を痛めつつも作業はなにげにはかどっている(余談だが、ベンジャミン伊東という名前の由来は、イギリスの作曲家、ベンジャミン・ブリテンによるものらしい)。
それにしても「デンセンマンの電線音頭」は、(あくまで私の価値基準において)とてもロックな仕上がりで、野原しんのすけの尊敬するミュージシャンが伊東四朗なのも理解できる。かねてから野口五郎はBOØWYよりもロックであると主張している私だが、伊東四朗もまたBOØWYよりもロックな存在だと思う。
(さらに余談)
いまさらの話だが、放牧後の水野良樹の楽曲を聴いてみると、たぶん吉岡聖恵は水野良樹の楽曲の歌い手としては、歌声の主張が強くなり過ぎたのだろうなと感じる。
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