粘膜弱者の春の日記

 暑がりの私だが、今年はなかなか「暑い」とまで感じる日が来ず、それはそれで幸いなことではあったのだけれど、昨日は少々ではあるものの「暑い」と感じてしまい、そうなると運動というものができなくなってしまう。

 この一週間ほどは、ちょっとした理由が重なって習慣の微細なる運動を休止しており、そろそろ血の巡りのようなものが滞っているようなもやもやとした感覚が主に脚あたりに発生していて、どうにかあまり汗をかかずに身体をすっきりさせる運動はないものかなどと無茶なことを考え、なにゆえか「腕は振らずに足だけしっかり上げて歩き回ってみよう」などと思い立ち、家のなかを珍妙な動きでうろつきまわってみたが、そんなことで「汗をかかない運動」が実現できるはずもなく、資金援助の可能性ゼロのシリーウォークをこれ以上続ける気力も消え、浴室に移動して冷水シャワーを浴びた。

 しかし、さすがに冷水を浴びるほど暑くなってはいないので、急激に身体が冷えて若干の震えまで生じ、これは風邪をひいてしまうかもしれないと焦りはじめ、今更効果があるとは思えずともビタミン飲料をがぶ飲みしてみたのだが、夜中になって耳の奥が痒くなり(私は風邪のひきはじめに耳の奥が痒くなることがある。たぶん、喉がやられやすいからだろう)、万事休す、諦めてとりあえず眠ろうと目を瞑ったら、久しく経験していなかったほど素早く眠りに落ち、目覚めてみるとスッキリとまではいかなかったが風邪のような症状は見受けられなかった。耳の痒みは、花粉や外の土埃などによるアレルギー的なものだったらしい。

 というわけで、静養中なので元気とは言い難いが、特筆するほどの体調不良にも陥らずに日曜を迎えているのだけれど、そろそろ呼吸するのも辛いような暑さがやってくるのだなと考えると、これまた気分が沈んでしまうのだった。