中村敦夫さんやさまぁ〜ずの大竹さんやジョニー・デップの出てきた妙な夢を印象のまま詩のように綴ってみる

 なぜか中村敦夫さんと一緒に『お笑いウルトラクイズ』のバスに乗り、そのまま水に沈められたところをさまぁ〜ずの大竹さんに救われ、でもそれはクリスチャン・ベールが演じるポールの夢で、夢見るポールの前日の姿は長髪のピーウィー・ハーマンみたいな若き日のジョニー・デップで、心が子供のままだからすぐに眠くなり、仲間達の歌うLes Baxterの「Unchained Melody」に乗ってうとうとしながら干し草のベッドに寝転がる場面に変化するという夢(にしても脈略のない夢)を見た。でも、こんな映画が本当にあったらきっと私好みの内容だと思う(あの画はたぶんティム・バートンの画じゃない。ひょっとしたら、ハーモニー・コリン。そして、あくまでもレス・バクスター・オーケストラの「アンチェインド・メロディ」だった。ハーモニー・コリンな世界に思えたのも、このバージョンだからだと思う。ライチャス・ブラザーズじゃないの)。

 そんなわけで、脈略のない夢は脈略のない詩のような文章で書き残してみる。


 
 前にいるのは中村敦夫 屋根の少ないバスの中
 これはたぶんウルトラクイズ このまま水に落とされる
 ディレクターに抗う妄想 ゴリと一緒にローカル番組
 そんな記憶も押しやって バスはどぶんと水の中
 泳げないから諦める ゆっくり沈む水の中
 大竹さんが助けてくれて そんな夢見たポールの話
 場面変わってポールの姿 ポールを演じるクリスチャン・ベール
 机に突っ伏すその姿 髪が机に張り付いて
 妄想の数だけ枝分かれ 髪が大樹の枝分かれ
 カメラがゆっくり引いていく ドスンと銃を撃った音
 これでおしまいポールの話 上書きテープの最後の残り
 ポールの歌うポールの歌 みんな大好きポールの歌
 場面変わって自転車で 歌おう歌おうポールの歌
 さっきのポールの前日で 自転車走らすジョニー・デップ
 長い髪のジョニー・デップ 若き日のジョニー・デップ
 かわいいかわいい子供の心 元気に2人の兄の待つ
 おうちへ帰ろう ポールの歌
 大きな麦ロールをインディのように避けて
 大きな兄の開けた門をくぐり抜け
 そのまま干し草のブランコに飛び乗った
 大きな兄貴が引っ張りあげる
 干し草ごと家の中へ 部屋にはいつもの友達と
 見知らぬ女の子がアイスを頬張る
 あの子は誰と兄に訊く
 ピーウィーに似てるとポールがぽつり
 むくれて彼女はにらみつける
 ピーウィーじゃないの?と兄に訊く
 彼女は怒ったようだけど すぐにアイスに気を向ける
 もう一人の女の子 はすっぱデイジー腕をあげ
 ハァ〜イとポールをからかった
 兄貴に言った「ポールはね でも、あっちの方が好き」
 怒ったデイジー ジュースを投げ捨て
 部屋からぷりぷり出て行った
 ポールは服の袖を拭う みんながポールを優しくからかう
 アンソニーが僕に言う 「まだついてるよ」と笑いかける
 ポールはアンソニーのシャツで拭う
 アンソニーも騒ぎ出す 「これは中田ヒデが踏んだシャツなんだ」
 でもポールは知っている 教えてあげるよアンソニー
 ほら、ごらん 僕の拭いたところには何もついていない
 かわりに反対側が汚れてる
 アンソニーは僕とデイジーの真ん中にいたんだもん
 アンソニーが怒ってデイジーを追う
 みんなはポールに問いかける 「次はどうするの、ポール?」
 「Unchained Melody」の子守歌 そういえば眠くなってきた
 みんなが歌ってポールはおやすみ ふらふら干し草のベッドのほうへ
 いつものガールが「一緒にいい?」 おやすみポール また明日

Unchained Melodies

Unchained Melodies