「宇宙は生命の数だけ存在する」

 「平成のゲーム最高の1本」の第1位を『クロノ・トリガー』が獲得したらしく、これを機に映画化なんて話も出てきたりするかもしれないけれど好きな作品だけに不安のほうが大きく、でもたつき監督だったら観てみたいな、なんて思うものの、たつき監督には『クロノ・トリガー』よりも『ジーンダイバー』のリメイクを先に手掛けてほしく、その際はエンドクレジットにすかんちの「YOUYOUYOU」は有りだけれどクリマカーユの「がんばってダーリン!」は無しの方向でお願いしたいです(劇中で誰かが聴いていてイヤホンから少し漏れてる、とかなら大丈夫)。

 鳥山明先生の描くキャラクターがあまり好きではないと知人等に何度か話したことがあるのだけれど、ゲームとしての『ドラゴンクエスト』は好きだし、『Dr.スランプ』と『クロノ・トリガー』に関しては絵も気にならず(「クロノ」に至っては、気にならないどころか鳥山先生の絵だから良いのだろうと普通に思える)、つまり自分は『ドラゴンボール』(および筋肉の強調されたタイプの鳥山先生の描くキャラクター)が苦手なだけなのではないかと気づくまでに結構な時間を要してしまい、そうこうしている間に色々あって心を病んで実家に逃げ帰ってきてしまったものだから、精神を更に疲弊させるような人間から遠ざかることはできたものの、数少ない楽しく会話できる方々とも遠く離れてしまったため、誰が聞いてくれるわけでもないのにこうしてブログに書き散らかしているうちに平成も終わろうとしているようである。大きな環境の変化というものは、精神衛生上好ましくない場合のほうが多く、なるべく世間の動向は気にしないよう心掛けているものの、気になるくらいに「平成が終わる、平成が終わる」と世間様が騒ぐものだから、意思の弱い私には目を背け続けることもできず気になってしょうがない。いっそ、自らお祭り騒ぎに加わってやろうかとも考えたが、お祭り騒ぎへの参加だけは強い意思をもって拒み続けること約30年、今となっては参加する方法の見当すらつかない。

 とりあえず選挙も終わって清き一票を願う電話やら車内演説の声やらが飛びこんでくることもないので、おとなしく家の中で『ジーンダイバー』を観賞し直したり『クロノ・トリガー』を再プレイしてみたりしながら令和を待つことにする。

クロノ・トリガー(特典なし)

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ジーンダイバー DVD-BOX

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