歯医者さんだけには褒めてもらうため眠りながらでも歯を磨く

 歯磨きの最中に眠りかけることが多くなった気がする。処方されている薬のせいか、単に寝不足なのか、春のせいか。一本の歯の一つの面に対し、最低でも20回磨くようにしているので、よく歯磨きの時間が長いと言われるが、それも影響しているのだろう。すっかり手が動きを記憶してしまっているようで、半睡眠状態でも仕事をこなしているらしい。しかし、なにぶん半睡眠なので本当に磨けているか不安になり、結果的に一面を倍以上磨くこともしばしばである。

 いっそ、眠っていてもしっかりと磨けるほどに身体が動きと力加減を記憶してくれれば、身支度にかかる時間を削減することもできそうだ。だが、いかんせん熟睡とはいかないだろうから、寝不足が悪化しそうである。一日の大半をぼんやりした状態で過ごすことになっては、身支度時間を削減したところで何の意味もない。

 歯磨き前に気つけとして一、二発顔を殴ってみようかとも思ったが、虫歯でもないのに顔が腫れているというのも好ましくない。しっかり覚醒するまで待てば良いという意見もあるが、歯を磨かなければ目が醒めた気がしないという厄介な性分でもあるため、これもまた解決法にはならない。

 結局、充分な睡眠をとるというのが歯も含めた身体全体への最善の対策なのだろう。しかし、得体のしれない夢ばかり見て(ツイッターにて、これまでに見た夢と現実の出来事をまぜこぜにした「夢まみれの自分史」を毎日更新中)ちっとも熟睡できていない。眠るのにも体力が必要だと聞いたこともあるので、ひょっとした身体が弱っていることの証なのかもしれない。そして、弱っているためか、解決策はいっこうに思いつかないのだった。


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