ここ数年の平熱は36度2分ほどでした。

 前回の日記は2度目の新型コロナウイルス予防接種当日の夜に記したのだが、「2度目の接種のほうが副反応は出易い」という情報に気をとられすぎて「翌日に副反応が出易い」という点を失念していた。起きたらしっかり発熱していました。

 とは言っても、なんとなくだるい感じがして、念の為体温を計ってみた結果も37度4分。風邪をひけば頻繁に38度後半や40度近い発熱でぐったりしていた病弱な幼少期(今も大して変わりはないが)と比べれば、なんのことはない。一応、よく効く市販の解熱剤を飲んでゆっくり休んでいれば、辛いと呼べるほどのものではなかった。

 しかし、不思議なもので、最初は「なんとなくだるい」程度の自覚症状であったのに、発熱を確認すると、より自身の体調に敏感になってしまうのか、心なしか症状が悪化したように感じてしまう。そして、横になりながら、今以上に病弱だった頃のことを思い出したりもする。病院慣れ、入院慣れした結果、ちょっと具合が悪くなると、親に「入院したい」と自ら希望するような幼児だった頃の記憶である。まあ、あまり楽しい思い出というわけにはいかないので、ワクチンの副反応はともかく、うつ症状にとっては好ましくない。いっそ、処方されている導眠剤で強制的に眠ってしまおうかとも思ったが、解熱剤と併用して良いものかどうか怪しかったのでやめておいた。無駄に症状を悪化させて、ただでさえワクチンの副反応に怯えている人たちの不安を助長するようなニュースの種になってはいけない。

 それにしても、接種部分を中心とした筋肉痛だけは、やはり前回の方が痛かったように思う。もちろん、もっと痛んでくれたほうが良いなどとは思っていないけれど。