静養日記15 〜クロコダイル・ロックが流れる土曜の夜〜

 ここ数日、プレスリーチャック・ベリーといった、いわゆるオールド・ロックをひたすら聴いている。深い理由はないのだが、なんとなく気分が求めているので、欲求に従っている。

 ロックの歴史というのは、古いと言えば古いものになったが、本当に「古典」と呼ぶべきものが存在するのか、とも思う程度には新しい。ロックンロールの誕生については諸説あるが、だいたいは1950年代前半あたりが発祥した時期と言われていて、まあ、そのくらいの歴史だからこそ「オールタイムベスト」なんてものがあらゆる媒体で頻繁に発表されるのだろう(これは映画なんかにも言える)。

 さて、そんな古くて新しいロックであるが、「なんだかんだでオールドロックって素晴らしいよな」的な内容の歌は、70年代には既に生まれていて、ベイ・シティ・ローラーズの「サタデイ・ナイト」やエルトン・ジョンの「クロコダイル・ロック」なんかがそれだ。ついでに、こういった楽曲も改めて聴いてみたりしているが、実際のオールド・ロックと並べて聴くと、これがまた味わい深い。

 というわけで、「味わい深い」なんて思いながら音楽を聴くことができるくらいの精神状態なので、ここ数日の美月雨竜さんは、比較的調子が良い。いつまで続くかわからんけど。それこそ、土曜の夜くらいまで続くといいな。無理そうだけど。


Bay City Rollers - Saturday Night (Audio)


Elton John, Crocodile Rock, Festival de Viña 2013