2017-01-01から1年間の記事一覧

SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2017)

みうらじゅん先生の「みうらじゅん賞」に倣って、その年、特に私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える「みづきうりゅう賞」。本家同様、枠は5席ですが、今年は復帰特別賞という方がいるので、実質的には6つとなります。 また、例年同様、音楽アルバ…

終わり悪ければ全て悪し……なのか?

鵜呑みにしていたわけではないけれど、天気予報が外れてしまい、ちょっと予定が狂い、やろうと思っていたことが後へ後へとずれ込んで、ただでさえ忙しい年の瀬に少々いらいらしてしまったが、不幸中の幸いと言うべきか、うつ病の薬のおかげで、これまでほど…

予言者様は平和がお嫌い

恒例となったTBSの年末特番『クイズ☆正解は一年後』(12月30日、夜11時55分〜2時5分放送予定)を楽しみにしつつ、私も2018年に何が起こるか、なんとなく予想してみようかと思ったが、私は予言者ではないし、どちらかと言えば平和を愛する人で、さらに言えば…

2017年も残りわずかですが、あらためまして、はじめまして、静養中の美月雨竜です。

あらためまして、はじめまして、反復性うつ病性障害で静養中の美月雨竜です。 が、2017年も終わろうとしている12月20日現在は、明らかにうつ病よりも手の乾燥のほうが重傷で、パソコンを血に染める勢いで決死の日記更新を行っています。 2018年は、心にも肌…

静養日記50 〜静養日記は終わっても静養は終わらない〜

時期的にも「50」という回数的にもキリが良いので、「静養日記」シリーズは今日でおしまいにしようと思う。まあ、書いていることに大きな違いがあったわけではないので、50回にわたって私が現在静養中であるということをタイトルでしつこくアピールしていた…

静養日記49 〜リンゴは人類を変える〜

毎年、たまらなく美味なリンゴを送ってくれる青森の親族から、今年も良いリンゴが届き、ここしばらくリンゴばかり食べている。アダムとイヴにビートルズにスティーヴ・ジョブズと、リンゴは世界を、そして人類を変えてきた偉大な実である。残念ながら、幼少…

静養日記48 〜セカイを救うために必要な思いもよらぬこと〜

ある時、神や人類よりも高次元の存在、いわゆる超自然的な存在から世界を救う方法を自分だけが告げられたとしよう。そして、その方法が、たとえば自分の家の庭の松の木を時計回りに3周回ってから祈りを捧げ自宅に火を放つという、自己犠牲的かつ、それがどう…

静養日記47 〜冬の香りは血の匂い〜

昨日、今季初の本格除雪。やけに左足だけが濡れて、靴の隙間から雪でも入ったのだろうかと思っていたら、でかい靴擦れで出血していたことが後に発覚し、靴の中がちょっとした犯行現場になってしまった。 足がやられて、では手のほうはどうかと言うと、しっか…

静養日記46 〜半分眠ったまま書いた日記〜

昨晩、なかなか寝付けなかったので、久しぶりにベルソムラ(導眠剤)を服用した。そのせいか、本日は、なんだかずっとぼんやりしている。目を瞑れば、すぐに意識を失ってしまいそうな状態である。あくびのしすぎで、顎の付け根あたりの毛細血管がぶつぶつと…

静養日記45 〜僕らはみんな死にながら生きている〜

「知ってる? 人って必ず死ぬんだよ」 「知ってるよ。もう、死んでるんだよ」 小学1年生の時、クラスメイトによるこんな会話を耳にしたことがある。しかし、いまだに「もう、死んでるんだよ」の意味がわからない。彼らが、いとうせいこうの名作『ノーライフ…

静養日記44 〜大掃除で家すっきり。身体はぼろぼろ〜

まだ積もり方は薄めであるものの、外は雪景色となってしまった。これなら、北海道をほぼ出たことがなかった頃の私でも「冬がきたなあ」と感じたことであろう。 北海道の冬は、滅多なことでは外で虫どもと遭遇することもないので、窓なんかを掃除するのには適…

静養日記43 〜歯科医の会話魔術〜

歯科の定期検診のたびに思うのは、口を開いている時に先生や歯科助手の方から話しかけられた際、こちらはくぐもった声で応えるか、あるいはわずかに頷いたりするしかできないのだが、どうやら意志の疎通は出来ているようで、他の患者の治療における器具の音…

静養日記42 〜『ルール・ザ・ワールド』のMVは好きなものだらけ〜

高所恐怖症のくせに空飛ぶものが好きである。でも、エンジン音は嫌いである。 爆音や騒音、あるいは機械音の類が嫌いというわけではない。ノイズ音楽は好きだし、SRLのパフォーマンスなんて、ケガしてでも良いから間近で齧りついて観賞したい。エンジン音だ…

静養日記41 〜粗大ごみでコレクションをつくろう〜

3年ほど前のことだが、街中をなんとなく歩いていたら、とある民家の前に段ボールが置かれていて、中には十数体のこけしが入っており、よく見ると「ご自由にお持ち帰りください」という文字が段ボールに書かれていた。 フリーペーパーやパンフレットの類だと…

静養日記40 〜道産子のDNA……ジンギスカンもわかさいもも好きではないけれど〜

修学旅行くらいでしか北海道を出たことがなかった頃は、辺りが一面雪景色にならないと「冬がきたなあ」などとは感じなかったのだが、映画学校のある神奈川で6年ほど過ごし、また北海道に戻ってきた現在は、草木が葉を落とし、風景の色が緑よりも茶色が目立つ…

静養日記39 〜眠るのにも体力はいる〜

風邪の野郎によって痛めつけられた身体を回復させるため、ベッドでひたすら休み続けた結果、風邪と思われる症状はかなり軽減されたものの、寝過ぎからくると思われる首やら腰やらの鈍痛に苛まれている。ゆえに、少々老人めいた動きで家の中を徘徊しているが…

静養日記38 〜風邪ひきは大事な予定のあとで〜

少々、深刻度の高そうな風邪をひいた美月雨竜さんは、なるべくベッドから起き上がらないで一日をやり過ごそうと決意した。弱った身体は労わってやるに限るのである。ゆえに、大事な予定を目の前にして身体を壊してしまうと、どうにか都合をつけて休むにして…

静養日記37 〜はごろもフーズにはお世話になっているけれど、この羽衣を食べてはいけない〜

ちょっと遠くまで散歩に行ってみると、見知らぬ畑のなかに二羽のタンチョウを見つけた。白鳥なら時期がくれば頻繁に目にするし、我が家の庭に舞い降りることだってあるが、タンチョウとなるとさすがに珍しい。しばらく観察してみたが、こちらを気にする様子…

静養日記36 〜不味いリンゴを齧ると耳の奥が痒くなりませんか?〜

スイカやメロン、キュウリといった、水分の多い瓜類を食べると、耳の奥が痒くなってしまう。どうやら、軽めのアレルギーらしいのだが、耳垢が溜まっているわけでもないので、いくら綿棒をつっこんでごしごししてみても、そりゃあいくらか痒みは治まるが、う…

静養日記35 〜貧乏神との友情物語〜

先週末頃から、なんだかやけにビタミンを身体が欲していた。ビタミンと言っても色々あるが、栄養学やら医学にとりわけ詳しいわけでもないので、具体的に何を身体が欲しているのかはわからなかったし、そもそも「身体が欲している」というのは、あくまで感覚…

静養日記34 〜やる気のない者が勝った話〜

選挙のたびに思い出すのは、どこかの国(たしか南米だったはず)の町長選挙かなにかで、候補者が二人で、一方の候補者がゲン担ぎ的なものとして相手候補に投票したら、他に投票した者が誰一人いなかったために落選してしまった、という話を読んだことがあっ…

静養日記33 〜リツイートすることによって元ツイートの魅力が損なわれてしまうのなら人は沈黙せねばならないと言っても過言ではないのだ!〜

ちょっと前まで、我が北海道が誇るアホ……否、偉大なるテレビ局「HTB」さんが、オダギリジョー主演の映画『エルネスト』の公開が近かったからなのか、昼間から『時効警察』を再放送していた(ちなみに、『時効警察』の再放送が終了してから少し経つと、今度は…

静養日記32 〜スケートリンク 君を僕は呪う〜

小学生の頃に使用し、それ以降は離れの物置の片隅に転がされていたスケートシューズが700円に変わった。先々週、なんとなく立ち寄ったリサイクルショップで、中古のスケートシューズがそこそこの値段で売られているのを見て、我が家の忌まわしきあのシューズ…

静養日記31 〜神奈川では11月でも半袖で歩いていた〜

暑がりの私でも寒いと感じる日になってしまい、耐え切れずストーブまで使用する。こまめにユースキンを手に塗りたくらなければ、すぐにひび割れて、そこらじゅうに血痕を残してしまう季節になってきた。 この時期になると、虫嫌いの私でも憐れみを感じてしま…

静養日記30 〜秋ナスに嫁を食わすな〜

昼食にナスを焼いていると、ふと10年ほど前に亡くなった父方の伯父のことを思い出す。伯父は教員だったのだが、料理がまったくできず、というかいわゆる「男子厨房に入らず」な人で、それどころかポットや電子レンジすら使えない人であったらしい(らしい、…

静養日記29 〜だって、私は木じゃねえから〜

風の強い日に窓の外の景色を眺めていると、いやあ木というのは本当に丈夫だなあ、などとありきたりなことを考えたりもするのだが、しかし、私は「人もあの木のようにたくましく生きなければならない」などという浅はかなことは思ったりしない。 だって、私は…

静養日記28 〜亀虫に噛まれたいところなんてない〜

鹿児島でカメムシが大量発生しているらしい。心なしか、ここ北海道の十勝地方でも、大量発生というほどのものではまったくないが、例年よりもカメムシが目につくなとは思っていた。 ツイッターでは、カメムシに陰嚢を噛まれたという者まで現れた。かつて、袴…

静養日記27 〜今夜もまたコンビニ行こうかな、なんて言える距離にコンビニがない〜

やたらと良くないことが続けて起こる一日。そういう時もあるものだと諦めるしかないが、とりあえず頓服薬を服用して乗り切る。静養、静養。 さて、唐突だが、私は「おでん」が苦手である。見た目に悪い印象などないのだが、匂いと味がどうにも合わない。ひど…

静養日記26 〜鼻血は輸血に向いていない〜

鼻血が止まらなくなる夢を見た。極度の性的興奮を誘発されるような内容の夢を見たわけではない。文字通り、夢の中の私は鼻血が止まらなくなっていたのである。 原因は、窓から染み出た大雨が電気ストーブのコンセントを濡らし、そこから立ち上る煙で鼻の粘膜…

静養日記25 〜トウモロコシ畑の暴風雨たち〜

我が家には目立った台風の被害もなく、近隣の畑も深刻な状況ではないようだ。車で20分ほど走ったあたりのトウモロコシ畑(誰の畑かは知らない)だけが、やけに風や雨の影響で倒伏していた。近くには別のトウモロコシ畑もあるのだが、そこはさほどの被害は見…