2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

愚かな日々の石つぶて

正義の味方でいたいのか 正義の味方と思われたいのか なにが望みか知らないけれど 私はあなたが大嫌い 日本の気配 作者:武田砂鉄 晶文社 Amazon

理想は「シロ」か「忠吉さん」

猫か狐か、はたまたアライグマか、夜中に動物が争っているような鳴き声をよく耳にする。争いの最中の鳴き声は普段の鳴き声とは違っているので、いったい声の主がどんな動物なのか、素人には見当もつかない場合が多々ある。 野生動物が当たり前にうろついてい…

元気ですよと答えてほしくない

「元気でいろ」などという言葉が無茶振りに思えるほど、嫌らしいまでに寒暖の差が激しい。いったい、涼しい顔をして日々を過ごしている方々は、どのような体調管理をしているのか。生まれ持った身体の丈夫さゆえなのだとすれば、同じように生きろというのは…

うちに畑はありません

農業王国に住んでいると、新聞によく除草剤や農業器具等のチラシが折り込まれている。除草剤に関しては、庭の雑草があまりにしぶといと購入することもあるが、家庭菜園すらない非農業の我が家では、さすがに農業器具を仕入れることはない。しかしながら、ス…

逃げきれそうにない現実

小学生時代に別の学年の担任をしていた、やたら威勢の良い教師の近影を最近になって隣町の広報で目にした。特に親しみを感じていたわけでもないのだが、その姿は心配してしまうほどに老け込んでいた。忙しなく生き過ぎたのか、はたまた威勢の良さが悪い方向…

ブランドル・フライ、食事(されるバージョン)

ハエが他の虫に捕食(中身を吸い尽くされていた)されている様子を気づけば2時間近く眺めてしまっていたので、たぶん精神的に少々不調だったのだろう。無理はしないことだ。 ザ・フライ [Blu-ray] ジェフ・ゴールドブラム Amazon

いちばんおおきなからす

4歳くらいの頃、庭でカラスの羽を拾った。鳥類に特別な興味を持っていたわけでもない4歳児が、カラスの詳しい生態や身体構造などを理解しているはずもなく、家の電話の傍に置いてあった赤い羽根(赤い羽根共同募金のアレ)よりはるかに立派で大きく禍々しい…

さよならぼくの(いたかもしれない)ともだち

今年も近隣地域での熊の目撃情報が結構な頻度で伝えられる。自分も含め、親類・知人たちの中に被害に遭う者がいつ現れてもおかしくはない。 もっとも、熊たちは昔からこの地に暮らしているため、遭遇する可能性はずっとあったわけだ。私が幼い頃から、防風林…