2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ハロウィンを知る前、アンパンマンを素直に楽しめた頃

「ハロウィン」と呼ばれる祭りが存在しているということは、クリスマスや七夕と同様に物心ついた時には既に知っていた。だが、その由来とされる説のひとつが「天国と地獄の間をさまよう魂の救済」だと知ったのは、3歳か4歳頃に『それいけ!アンパンマン』の…

吾輩は猫の毛である

猫の毛というものは、身体にも衣類にも付着し易い。もっと付着し易い毛を持つ生き物も存在するのかもしれないが、ペットとして人間と共に暮らす数の多さを考えれば、人間に最も付着していることの多い他の生物の毛は猫であろう。統計学的に信頼できる調査を…

隣の報せは厚く見える

収集癖のある私は住む町の広報を小学2年の頃から保管し続けいるため、それだけでも収納場所の確保に頭を悩ませることになっているのだが、そのくせ近隣の市町村や旅先においても、コンビニやスーパーなどに置かれた広報を拾ってきてしまうので、その他の収集…

担任がいっぱい

世代差も影響してくるだろうが、現代日本で育った人間たちは平均で何人ほどの「担任教師」と関わっているものなのだろう。教科や講義ごとの担当ではなく、学級等ごとの「担任」の話である。 義務教育期の9年間、高校、そして大学や専門学校等へ進めばさらに…

虫だってあざとくて何が悪いの?

どうやら今季はテントウムシの姿が多い。基本的に見た目にも生態的にも害のない彼らだが、あまりに大量発生されると結局は害虫扱いになる。むやみに退治するのも気が引けるので、「ちょっと多い」程度で活動してくれることを祈る。 しかし、テントウムシを手…

恵比寿大黒地獄篇

アイスクリームショップなどなかったはずの懐かしき上磯瀬百貨店食品売り場の横には、売り場の商品をレジへ通す前に入店できてしまう位置関係で30年程前のサーティワンが店を構え、店の買い物籠に支払前の商品を入れたままの母子たちがチョコミントとバナナ…

少年と犬と公衆衛生と私

最寄りの辛うじて集落と呼べそうな地域にも、かつては数軒の飲み屋があった。さらに古の時代には、旅館や映画館すら存在したようだが、それは齢80に差し掛かろうとしている私の父が少年だった頃までの話だ。それでも数軒の飲食店や商店の類が私の誕生後もど…

吐きだめのヘドラ

「観ておくべき名作映画ランキング」、あるいはもっと単純に「好きな映画ランキング」といったものには、おそらく上位どころか下位にも掠るか掠らないかという存在だろうが、「汚い映画ランキング」ならばベスト3に選ばれそうな怪作『吐きだめの悪魔』(1986…

冬よ来い

天候、特に気圧の変化によって体調が悪くなる、いわゆる気象病と呼ばれる症状が顕著になったのは中学に入ったあたりからで、そういう体質なのだろうと成人になるまで放置した結果が現在の私の惨状なわけだが、それでも遅ればせながら医療機関のお世話になる…