2024-01-01から1年間の記事一覧

『殺人鬼二コラ・ぺトゥラと寝つきの良い子どもたち』

苦しいこと知る前に終わらせてあげる 悲しい日が来る前に終わらせてあげる ママとパパにさよなら言おう ママとパパが居ない世界が来る前に 最初で最後 一瞬のうち それ以上のことないように今終わらせてあげる (2003年7月某日の日記ノートから抜粋 おそらく…

伝えるは一時の危険、伝えぬは一生の危険

「バンジージャンプ」と「棒棒鶏(バンバンジー)」という名称は、駄洒落など言葉遊びの素材として非常に分かり易いため、幼児ですら敢えて間違えてみせて、家族以外には通用しない笑いを期待している姿を実際に目撃したこともある。いや、むしろ小学生にな…

それはたぶん、平和を愛する者で居られること自体の優越感

今更ではあるが、映画『オッペンハイマー』(2023年/監督:クリストファー・ノーラン)に関する話である。映画に対しての鑑賞姿勢において、個人的にはある程度の信頼を寄せている批評家や知人による評価に、日本公開前より懸念されていた「広島・長崎への…

アンクル・ジャムからのエアメール、あるいはミスター・ジャムと愛犬チーズ

「中にジャムが入ってるからジャムおじさんっていうんじゃないの?」 保育園の頃、一つ年上のK君が友達同士の会話の中で発した言葉である。この時点で既に、はぐれ者の気配を醸し出していた私は、件の会話における「友達の輪」には加わっていなかったものの…

不適切にも「その後」がある

かつては職場で「鬼」と呼ばれていたという人物が、近年になって新人に対しても「さん」付けの対応をするようになってから効率が上がったと語る文章を読んだ。それは良かった。この件については変われないより変われた方が良いと思う。しかし、良かったのは…

由来は知らない、自信もない。だけれど許せる気もしない。

出版不況、活字離れ、雑誌の廃刊等々、読書好きなのか蔵書好きなのかは判断し難いものの、とにかく紙の本を買いたがる私のような人間にとっては暗い未来ばかり想起させられる話題が嫌でも耳に侵入してくるようになって久しい。愛読している紙の雑誌は今も多…

鈍感なのか馬鹿者なのか無神経か前向きなのか

明るく前向きな人間は、案外他人を苦しめている。 その仕組みの一つの要因として、明るく前向きな人間は、明るく前向きであるがゆえに、失敗や過ちを犯しても、基本的にはそれを自分の中で「良い経験」として先に進もうとすることが挙げられる。 もちろん、…

「みんなみんな生きているんだ友達なんだ」

動物が死ぬと虫が湧く。もちろん、人間も例外ではなく、蝿(および蛆)、ゴキブリ、シデムシといった、特殊清掃に携わる方の話を伺うまでもなく嫌でも想像できてしまう類の虫たちが大量に湧く。腐敗臭と並んで、孤独死が発覚する主なきっかけでもある。 前回…

孤独に生きるにゃ痩せるがマナー、あんたは死ぬには太過ぎる

特別な知識や経験がなくとも予想できるだろうが、肉付きの良い若い人間よりも年老いて痩せ細った人間の方が、亡くなって放置されてしまった時に発生する腐敗臭や虫の量は少ないという。例えは悪いが、生肉と干肉を同じ場所に同じ時間放置するのを想像すれば…

そして僕は「世界」を呪う

「呪い」と呼ばれる効果を現実的に考えた場合、よく言われるように、他者から向けられた悪意や敵意を敏感に感じ取ってしまう者に生じる身体的・精神的不調、あるいは偶然降りかかった不幸を他者からの悪意・敵意と結び付けて考えてしまう状態がほとんどだろ…

私が除け者になるまでに

昨年の終わり頃からブログにログインしにくい状況が顕著になりはじめ、どうやらブラウザが古かったりすると不正ログイン検知システムに引っ掛かり易い等の影響が出るようで、それ自体は薄々感づいてもいたため、適切な対応をしたり、それができない場でも様…

饅頭本当に怖くない?

いじめの手法について優劣をつける意味があるのかと考える。実際、「1対1であれば、まだマシ」や「無視や陰口は暴力よりも悪質」といった意見を述べる者は少なくない。確かに、その通りだと判断できるような事例は存在するだろう。しかし、何を不快と感じる…

それは捨身か高潔か

保身は最低だと口にする者は、自分はいかなる時も保身を考えない自信があるのだろう。そして、それを口にできるということは、確かに今のところは保身など頭にないのだろう。どれだけ保身を醜いものと考えていても、いかなる場合でも保身を考えずにいられる…

これからは「正義に見えるポーズ」の話をしよう

企業や団体に対する抗議としての不買運動やボイコットに効果があるかといえば、実売が深刻に減少していなければ効果はないし、減少していてもそれが抗議によるものだと明らかでなければ効果は薄い。効果があったといえるのは、抗議の結果だとはっきり分かる…

「終わりがない」という怖さ

素数の謎を解明しようとする数学者の原動力は、いわゆる「怖いもの見たさ」である場合もあるのではないかと時折思う。数学に限らず、世界の理そのものを宗教ではない形で探っていくというのは、なにか途轍もない、人間が踏み込んではいけない領域に呑みこま…

馬に跨り鹿を討ち、馬から転げ角を刺す

馬鹿を馬鹿にしても馬鹿にされたことくらいは余程の馬鹿でない限り理解でき、しかし馬鹿なので反省や訂正や謝罪などはできず、ひたすら態度を硬化させ馬鹿みたいに反発してくることが多いのは多少の馬鹿でも想像できるはずなのだが、馬鹿を馬鹿だと馬鹿にす…

ラーメンたいして食べたくない

ラーメンを食べる機会があまりない。今の生活において、辛うじて口にする機会があるのは、インスタントラーメンかカップ麺、それも定番中の定番である商品くらいのもので、家でも外でも調理と呼べる工程を経たものを食事として摂取したのは、おそらく15年近…

風に慣れたい。いや、やっぱり殴りたい。

風が強いと苛々してしまう。強い日差しも暑さも寒さも雨も雪も雷も体調まで悪化させる低気圧も、なんだか大抵の気候は苦手な気もするのだが、日差しは遮ることが可能で、暑さ寒さも文明の利器をフル活用できれば、どうにか今のところは凌げている。雨は屋内…

Valentine's Day Kill

「バレンタイン」「毒殺」といった物騒なワードで検索してみても、上がってくるのは創作物ばかりで、しかもプロの作品よりも一般の方が趣味で描いた物語が多い。検索結果の概要を眺めているだけで、過剰に甘く、余計な混入物まで大量に加えられたチョコレー…

「だったらいいな」が生むべきものとは

「テレビアニメ版『ツヨシしっかりしなさい』は集団幻覚ではないのか」という話は、どうも定期的に話題に上がり、その都度小さな盛り上がりをみせている気がするのだけれど、このところ私は「大谷翔平が日本ハムファイターズに在籍していたことこそ集団幻覚…

酒など飲まずにおそれている

酒を飲まない私は酒呑みな人間と比べて、死ぬかと思った経験も、死ぬかもしれないという予感も、それぞれ三分の一くらいは少なく生きてこれたはずなのだけれど、あくまで体感的には、死ぬかと思った経験も、死ぬかもしれないという予感も、そのどちらも酒呑…

雪面の滞り魚

一面の銀世界というと、とても美しいイメージが浮かびそうであるが、ある程度の期間、美しいままでいられるような銀世界は、ほとんど人の手が加わっていないような秘境に近い場所がほとんどである。どうしても人の営みの影響を受ける場所では、すぐに自動車…

病院で出される魚は脂や生臭さが少なくて良い

入院経験が比較的多いせいか、病院の食事があまり苦にならないという話は以前にもした。少なくとも、学校給食より病院食が性に合っていたのは確かで、病状の関係で食欲がなかったことはあるが、嫌なものを出された記憶はない。食べきれなくとも、叱られるよ…

2023年の30選/20選

2023年に発表された各ジャンルにおける作品の個人的30選/20選。 【2023年の海外音楽アルバム30選】 アフリカン・ヘッド・チャージ『A Trip To Bolgatanga』 アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ『My Back Was A Bridge For You To Cross』 The Wood Broth…

水曜日は働かないどころか水曜日しか働けないくらい弱っているのだから今年こそ優しくしておくれよ、2024

大晦日の夕方あたりから1月1日の昼頃まで、複合的理由により我が家の電話とネット回線が不通となっていた。そこまでネット依存していたわけでもなく、電話などむしろ通じない方が落ち着くくらいではあったが、ライフラインの一端が年末年始に途絶えていると…