2010-01-01から1年間の記事一覧

目つぶし星人の謎

「目つぶし星人 カタン」とは『ウルトラマンタロウ』第35話「必殺!タロウ怒りの一撃!」に登場した宇宙人である。ウルトラシリーズのファンには、タロウ一世一代の無茶な技・ウルトラダイナマイト(自らを爆弾にして敵に突っ込み、自爆。自分は後に蘇生。寿…

「あなたがいると信じるかぎり登場人物たちは誰が何と言おうとどこかで生き続けます」

『Q10』が最終回を迎えたので、全体を通した感想を書こうかと思ったけど、もう少しゆっくり考えてからにしようと思う。正直に言えば、もう少し余韻に浸っていたい。とりあえず今は最後の最後のこのテロップが素晴らしかったと言っておく↓ 「このドラマはフィ…

信頼というのは、時に恐ろしい怪物を産むのかもしれませんねぇ

読み直してみたけど、やっぱり腹立たしいだけだった井上ひさしの『ナイン』だが、これを基にしたエピソードを『相棒』でやってみてほしいと思った。 おそらく杉下右京が冷たく切り捨てるのは、寸借詐欺をして捕まる元キャプテンではなく、彼を野放しにした他…

僕の見たポールは煙草を持っていなかった

ジョン・レノンの命日なのだが、『主演 さまぁ〜ず〜設定 美容室〜』のDVDが届いたので、とりあえずはそちらを消化していた。ちなみに、12月8日は、ジョン・レノンの命日であると同時に、さまぁ〜ず・大竹さんの誕生日でもある。 そんなわけで、今日はジョン…

要するに酒と野球に甘いのが、日本人の国民性ということでしょうか。

井上ひさしの『ナイン』は、教科書に載っているのを読んだだけなのだが、教科書に掲載されている分だけでは、良さが分からないどころか、腹立たしいだけの作品だった。 『ナイン』は四ッ谷駅前の新道商店街と新道少年野球団のエピソード(東京オリンピックの…

私は筋金入りの嫌酒家である

12月3日の産経新聞で「駅ホーム事故 6割酔った客」という記事があった。そして、今日は授乳中の飲酒の影響についての記事。 授乳中の飲酒に関しては、「日本母乳の会」の理事で、さかいたけお赤ちゃんこどもクリニックの院長・堺武男が「我慢してストレスを…

白いんだか黄色いんだかわからない、液体なのか固体なのかもわからないもの

「なぜ、人々はああもマヨネーズととろけるチーズを愛するのだ。なぜ、ああも白いんだか黄色いんだかわからない、液体なのか固体なのかもわからない薄気味悪いものを色んなものにかけようとするのだ。そして、なぜああも薄気味悪くなった食い物を見せびらか…

色んな「裸の〜」を持った男、逝く

レスリー・ニールセンが亡くなった(11月28日。享年84歳)。 アメリカのコメディ映画を片っ端から観ていた幼稚園〜小学校低学年時の私にとって、レスリー・ニールセン(なんか、当時の仲間内では、親しみを込めて「レスリー・ニールセンのおじさん」と呼んで…

つぶやき散らかした無益なあれこれの保存(11月中旬 その1)

『Q10』 『Q10』の事前情報番組観てたら、蓮沸美沙子がドラマ内で「愛し合ってるかーい!」って叫んでた。「野ブタ。」(脚本は同じく木皿泉)に出演してた忌野清志郎繋がりかな。まあ、大元はオーティス・レディングだけど。 自分が映画学校の後半に書いて…

「じゃがいもは肉じゃがそのものだ」みたいな

「サッカーは人生そのものだ」 「野球は人生そのものだ」 「映画製作は人生そのものだ」 「バンドは人生そのものだ」etc... よく聞く、いわゆる「手垢のついた言い回し」(「手垢のついた言い回し」自体が「手垢のついた言い回し」なんだけど、それに関して…

銀河に浮かべた白い小舟で、シルビー・マイ・ラブ、馬のくちづけ

40年近く前のドラマや映画に映る女優を見て「最近の女優とはちょっと違うねえ」なんて言う人がいるけど、どちらが好みかは別として、40年も経てば色々と文化状況も変化してくるのだから違って当たり前だろう。わざわざ口にするほどのことではないし、わざわ…

なぞのやさい星人、新百合ヶ丘にあらわる

私が毎日欠かさず食しているものは、米でも麦でも芋でもなく、わかめとレタスである。私のわかめ・レタスの消費量は、日本でトップ3000に入ると言われる。ただし、わかめとレタスが大好物なのかと言われれば、決してそうではない。嫌いなのを我慢して食して…

いじめに対して浅い考えの持主をいじめてみる

昨夜、つぶやいていたことを簡単にまとめる。 映画学校の講師だった武重邦夫さんが運営(?)に関わっていたことで知った会員制のSNS的なコミュニティメディア(日刊ブログ新聞「ぶらっと!」)の中のブログで、「中学生の女の子が、同じ中学の女子生徒に裸…

私達はレミを非難できるか?

その昔、と言ってもそれほど昔じゃない。私の故郷・北海道の某高校が甲子園で大活躍したのだが、その際、地元の暇な方々が市役所等のテレビ前で熱狂的な応援をしていて、普通に市役所を利用しに来た方々に多大な迷惑をかけて、新聞の投書欄で批判されていた…

怪物に食われたわけではない(死神みたいなのが来たけど)

美月雨竜氏の偏屈部屋を訪ねてくる人は少ない。 予告なしに訪ねてくる人となると、それはもう大変親しい人でしかありえない。 しかし、なにが面白いのか、美月氏の偏屈部屋へ予告なしにあがりこんできた人物が存在する。 その人物の名は、仮にりゅーく氏とし…

あいつもこいつもそいつもみんなそろってくわれてしまえばいいのに

たった今、外から得体の知れない動物の鳴き声みたいな音が聞こえた。モンスター映画に出てくる怪物(しかも、かなり気色悪いタイプの)の鳴き声にそっくりである。気になるので、この日記を書き終えたら、傘をさして外へ様子を見に行く。明日、私の日記/ブ…

あらかじめ決められた顧客たちの為のドキュメンタリー

「こじ開ける論理ですよ、その意味じゃあ、奥崎さんがああいう形でアクションを起こしていくその行動のパターンと、僕らがキャメラを持って映画を撮っていくスタイルとは似てますよ。似てるっていうか、同じですよ」(原一男『踏み越えるキャメラ――わが方法…

「誰でもマヨネーズかけると思うなよ!」(by.さまぁ〜ず・大竹一樹)

たこ焼きだろうがお好み焼きだろうがサラダだろうが白身魚のフライであろうが、基本的には私は食えるのである。ただ、外で買ったり食べたりしようとすると、最初からマヨネーズなんかがかかってしまっているから食えなくなるのである。 何故、人はああもマヨ…