雑記

孤独に生きるにゃ痩せるがマナー、あんたは死ぬには太過ぎる

特別な知識や経験がなくとも予想できるだろうが、肉付きの良い若い人間よりも年老いて痩せ細った人間の方が、亡くなって放置されてしまった時に発生する腐敗臭や虫の量は少ないという。例えは悪いが、生肉と干肉を同じ場所に同じ時間放置するのを想像すれば…

そして僕は「世界」を呪う

「呪い」と呼ばれる効果を現実的に考えた場合、よく言われるように、他者から向けられた悪意や敵意を敏感に感じ取ってしまう者に生じる身体的・精神的不調、あるいは偶然降りかかった不幸を他者からの悪意・敵意と結び付けて考えてしまう状態がほとんどだろ…

私が除け者になるまでに

昨年の終わり頃からブログにログインしにくい状況が顕著になりはじめ、どうやらブラウザが古かったりすると不正ログイン検知システムに引っ掛かり易い等の影響が出るようで、それ自体は薄々感づいてもいたため、適切な対応をしたり、それができない場でも様…

饅頭本当に怖くない?

いじめの手法について優劣をつける意味があるのかと考える。実際、「1対1であれば、まだマシ」や「無視や陰口は暴力よりも悪質」といった意見を述べる者は少なくない。確かに、その通りだと判断できるような事例は存在するだろう。しかし、何を不快と感じる…

それは捨身か高潔か

保身は最低だと口にする者は、自分はいかなる時も保身を考えない自信があるのだろう。そして、それを口にできるということは、確かに今のところは保身など頭にないのだろう。どれだけ保身を醜いものと考えていても、いかなる場合でも保身を考えずにいられる…

これからは「正義に見えるポーズ」の話をしよう

企業や団体に対する抗議としての不買運動やボイコットに効果があるかといえば、実売が深刻に減少していなければ効果はないし、減少していてもそれが抗議によるものだと明らかでなければ効果は薄い。効果があったといえるのは、抗議の結果だとはっきり分かる…

「終わりがない」という怖さ

素数の謎を解明しようとする数学者の原動力は、いわゆる「怖いもの見たさ」である場合もあるのではないかと時折思う。数学に限らず、世界の理そのものを宗教ではない形で探っていくというのは、なにか途轍もない、人間が踏み込んではいけない領域に呑みこま…

馬に跨り鹿を討ち、馬から転げ角を刺す

馬鹿を馬鹿にしても馬鹿にされたことくらいは余程の馬鹿でない限り理解でき、しかし馬鹿なので反省や訂正や謝罪などはできず、ひたすら態度を硬化させ馬鹿みたいに反発してくることが多いのは多少の馬鹿でも想像できるはずなのだが、馬鹿を馬鹿だと馬鹿にす…

ラーメンたいして食べたくない

ラーメンを食べる機会があまりない。今の生活において、辛うじて口にする機会があるのは、インスタントラーメンかカップ麺、それも定番中の定番である商品くらいのもので、家でも外でも調理と呼べる工程を経たものを食事として摂取したのは、おそらく15年近…

風に慣れたい。いや、やっぱり殴りたい。

風が強いと苛々してしまう。強い日差しも暑さも寒さも雨も雪も雷も体調まで悪化させる低気圧も、なんだか大抵の気候は苦手な気もするのだが、日差しは遮ることが可能で、暑さ寒さも文明の利器をフル活用できれば、どうにか今のところは凌げている。雨は屋内…

Valentine's Day Kill

「バレンタイン」「毒殺」といった物騒なワードで検索してみても、上がってくるのは創作物ばかりで、しかもプロの作品よりも一般の方が趣味で描いた物語が多い。検索結果の概要を眺めているだけで、過剰に甘く、余計な混入物まで大量に加えられたチョコレー…

「だったらいいな」が生むべきものとは

「テレビアニメ版『ツヨシしっかりしなさい』は集団幻覚ではないのか」という話は、どうも定期的に話題に上がり、その都度小さな盛り上がりをみせている気がするのだけれど、このところ私は「大谷翔平が日本ハムファイターズに在籍していたことこそ集団幻覚…

酒など飲まずにおそれている

酒を飲まない私は酒呑みな人間と比べて、死ぬかと思った経験も、死ぬかもしれないという予感も、それぞれ三分の一くらいは少なく生きてこれたはずなのだけれど、あくまで体感的には、死ぬかと思った経験も、死ぬかもしれないという予感も、そのどちらも酒呑…

雪面の滞り魚

一面の銀世界というと、とても美しいイメージが浮かびそうであるが、ある程度の期間、美しいままでいられるような銀世界は、ほとんど人の手が加わっていないような秘境に近い場所がほとんどである。どうしても人の営みの影響を受ける場所では、すぐに自動車…

病院で出される魚は脂や生臭さが少なくて良い

入院経験が比較的多いせいか、病院の食事があまり苦にならないという話は以前にもした。少なくとも、学校給食より病院食が性に合っていたのは確かで、病状の関係で食欲がなかったことはあるが、嫌なものを出された記憶はない。食べきれなくとも、叱られるよ…

水曜日は働かないどころか水曜日しか働けないくらい弱っているのだから今年こそ優しくしておくれよ、2024

大晦日の夕方あたりから1月1日の昼頃まで、複合的理由により我が家の電話とネット回線が不通となっていた。そこまでネット依存していたわけでもなく、電話などむしろ通じない方が落ち着くくらいではあったが、ライフラインの一端が年末年始に途絶えていると…

SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2023)

みうらじゅん先生の「みうらじゅん賞」に倣って、私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える「みづきうりゅう賞」。令和に入り本家「みうらじゅん賞」は“権威・濃すぎ”になった(?)授賞式を改め、原点回帰的な発表になっておりましたが、こちらは権…

どうしたって、それ自体を楽しみにしていた時間は取り戻せない

崩れた状態で届く事態が相次いだという高島屋のクリスマスケーキ騒動は、気遣うことを知らぬ幼子(この言い回しは、くっきー!の替え歌より引用)たちと、そんな年頃の子供を持った親たちの沈痛さを想像してしまい、こちらの気分まで深く沈んでしまう。世間…

サンタも神社にやってくる?

クリスマスに浮かれる日本人を懲らしめるため、ナマハゲが怪獣を操って襲撃してくるという話が『ウルトラマンA』で放送されたことは、以前にもブログに書いた。 uryuu1969.hatenablog.com 「スノーギラン」という英語名の怪獣(正確には超獣)を引き連れてき…

私だって私みたいな奴にうっかり助言してしまったらと思うと怖くて仕方ない

リツイート、現在は「リポスト」になってしまったが、呼称はどうあれ、これがやたらと多いアカウントというのは、大抵同意できるリポストが少なく、もちろんリポスト自体の数が多いのだから同意できないものも多くて当然ではあるのだけれど、比率としてあま…

覗いてご覧、傷口を

年末大規模清掃による両手の裂傷を治癒する為、可能な限り手を使わずに過ごすという過剰とも思える労わり方で静養中。 死神のいる街角 作者:中井 紀夫 アドレナライズ Amazon

汚れなき、ひたすら

普段の掃除が行き届いているのか、年末の大掃除の際に「ああ、一年経つと汚れも溜まるなあ」という感覚があまりない。壁や天井をしっかり拭き掃除するのは大掃除の時だけなのに、なんだか年々バケツの水が濁らなくなっている気がする。 良いことではあるのだ…

時よ止まれ、君が憎らしい

私が抱え続けている悩みは、私自身が消えてしまえば同時に消失する。しかし、それは解決したとは言わないはずで、ゆえに「時が全てを解決する」と本気で考えている者は、それを解決だと考えているということになる。時が解決した悩みや問題は確かに多くある…

短くて恐ろしい不要な記載

たぶん、結構な数の者がなんとなく不信感を持ちつつも、油断すれば自ら使ってしまいがちな言葉の代表例が「個人の意見(見解)」というものだろう。 そもそも「個人ではない意見」とは何か。団体や企業全体としての発言、あるいは何かを代表した意見であるこ…

私に優しくない世界

年齢を重ねると筋肉痛が遅れてやってくるというが、私はどういうわけか眠気が遅れてやってくるようになった。もっとも年齢のせいなのか、はたまた何かしらの病気なのかは分からない。 おまけに急激に寒くなったかと思えば、不意打ちのように暖かくなってみた…

スマホも落とす時代なのに

固定電話すら置かない家庭も増えてきているなか、FAXなどさらに存在感を薄めている。若い世代では存在感が薄いどころか、そもそも存在を知らない人も多く、実際、テレビ東京の人気番組『モヤモヤさまぁ~ず2』(北海道では放送されなくなってしまって非常に…

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嫌な奴に不幸があった時、自分の憎悪の効果(呪い的なもの)だと考えるのか、現実的な必然による自業自得の事態または社会的制裁のようなものだと考えるのか、いずれにせよ前者は自分に特別な力があると考え、後者は自分の目に狂いがないと考え、結局は根拠…

「写ルンです」ほどの認知度があったなら

パソコンであれスマホであれ、ワープロ機能をはじめとする文章入力というものは、どこの言語であっても基本的に「正しい文法」が反映され易くなっているはずで、例えば「単車」と書いて「マシン」と読むような当て字の類は、自分であらかじめ設定しなければ…

「話せばわかる」は生きた人間相手ですらなかなか難しい

都市伝説や実話怪談といったものは、どれだけ荒唐無稽であろうと、もっと言えば実は虚構であったにせよ、「事実である/事実であるらしい」という点に大きな意味があるのだと思う。ゆえに「事実である(らしい)」という前提を壊しかねない要素は避けられる…

なんとなく「良い風」に思ってもらえるだろうと考えていそうなからっぽのなにか

紅白歌合戦の出場歌手が発表されると「待ってました」とばかりに不満の声が次々と上がってくる様子は、恒例行事とさえ感じられるようになって久しく、自分も不満があったとしても「ああはなりたくない」という気持ちの方が勝ってしまうほどに見飽きた光景と…