雑記

さすがに危険領域ですよ、どうにかしてください、2025

お正月といっても炬燵に入ったことはなく、お雑煮は頂きましたが、歌留多をする相手など居たこともなく、年がら年中悲壮感を漂わせながら、年がいつ越えたのかも定かでなく、除夜の鐘は耳を塞ぐまでもなく苦情によって中止され、堂々と家を飛び出せるような…

SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2024)

「どうぞ勝手にやってくれ、ポシャるまで いつまで続くのか見せてもらうさ」……と歌ってくれる人も居ない、「みづきうりゅう賞」(みうらじゅん先生の「みうらじゅん賞」に倣って、私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える賞)の発表です。ブログでこ…

今日まで部屋が蒼暗い理由

随分長いこと、浴室の灯りを点けていない。 もちろん、入浴をしていないわけではない。むしろ必要以上に身体を洗い過ぎているくらいだ。 かといって、自宅の風呂場以外で入浴しているわけでもない。そもそも、銭湯や温泉が気軽に利用できるほど近場に存在し…

ようこそ、ここへ、ガラパゴス大河

たとえば、ある何かしらの大会で、とあるどこかしらの国が大きな成果をあげたとして、それはとあるどこかしらの国が、ある何かしらの大会で競われているものに関して非常に優れているのか、あるいは、とあるどこかしらの国くらいしか、ある何かしらの大会に…

対義を弄で絶交に及んだわけではなし

他者との交流が薄い人生を送っている私だが、現在のところ最も他者と交流していたと思われる時期は中学時代である。その頃の交流者たち(「友達」と呼んで否定されると哀しいので、こう呼んでおく。もう何年も会っていない当時の交流者たちが、今になって「…

君たち急に生えてきたマンゴーだね

北海道でもマンゴーが栽培できるようになった。それほどまでに温暖化が進行したという話ではない。いや、温暖化そのものは、どうやら間違いではないようだが、それゆえに仕方なくマンゴーの栽培を始めたというわけではない。ビニールハウスや暖房設備等(温…

勿論、明るい走馬灯に彩られながら逝くことを諦めてはいない。

思いを溜め込み過ぎると、手当たり次第に壁を殴りつけたり物を踏み砕いたりしたくなる衝動を抑えきれなくなるので、定期的に繰り返し吐き出しておきたい事なのだが、一体いつから「ポジティブ」という言葉は、無知や無神経、短絡性、(比喩としての)視野狭…

くしゃみに関する噂

薬局の待合所にて、「噂をされるとくしゃみが出る」という迷信が自然と組み込まれた会話を耳にした。フィクションの世界ではなく、実際の会話として耳にしたのは、ひょっとしたら人生初だったかもしれない。 もちろん、発言した薬局の客だって、本気で迷信を…

疑心暗鬼で異様

察するに小学6年頃だろう、図工の授業中、クラスメイトのサカヤイバキリヤ君(仮名)から「カッターナイフを貸してほしい」と頼まれ、応じたところ、突然右手を掴まれ人差し指を突き刺された。すぐに振りほどいたものの、カッターの刃が3列分ほどで折れたま…

蝶のようには踊らぬナイフ 渋柿切るにはこの一本

先日、たまたま観ていた『踊る大捜査線』第7話の再放送において、犯人役としてゲスト出演していた布川敏和の手元にボカシが入っていた。別にフッくんの手元が卑猥だったわけではなく、バタフライナイフを取り出すシーンがあったからである。本放送やソフトで…

深夜給食

日本映画学校(現・日本映画大学)の学生だった頃に住んでいたアパートの近くには小学校があった。通学のみならず、日常での買い出し等、目的地となる場所への道のりには大抵この小学校に面した道を使用していた。もちろん、特別な理由があったわけではなく…

密かに「小鉄」と呼んでいる

実際のキツネの鳴き声というのは、漫画などで「コーン」と表現されるような可愛らしい声として聞こえることはあまりなく、少なくとも私には、やけに甲高く、いわゆる「神経を逆撫でする音」に感じる。しかも、キツネたちが鳴き声を上げるのは、縄張り争いの…

飛んで火に入る寸止めの虫(誰か私にも賛同してはくれませんか)

私も使ってしまった経験はあるはずだが、何らかの事件や騒動に関して意見を述べる際、「事実だとすれば~」と頭に断りを付ける言い回しを見聞きすることが多い。もちろん、わざわざ先回りして注意書きを示すからには、「事実かどうか判断できない状態である…

「違いがわからないこと」がわからない人たち

高校野球や日本プロ野球がほぼ憎悪の対象であることに比べ、メジャーリーグならまだ見ていられると何度か述べてきたが、今年はそんな私でも少々辟易してしまうほど、大谷翔平に関する報道が目に耳に次から次へと飛び込んできて(実際、良い話も悪い話も含め…

「信じれぬことは、自然なことなのさ」

「身内によるアリバイ証言は証拠能力が低い」「親族の事件は捜査できない」……これらは、穴埋めのやっつけ企画のような単発刑事ドラマの中でさえ頻出する設定であるが、たとえフィクション上のルールであったとしても、「覚醒剤を舐めて検査」や「銃を撃ちま…

我虫ゆえに俄あり

「虫」に「我」と書いて「蛾」なのだから、『胡蝶の夢』を「我」をめぐる説話と捉えるのならば蝶よりも蛾が相応しい気もする。もちろん、「世(世界)」をめぐる説話と捉えれば、「世」と「木」の入った蝶こそ相応しいとも考えられる。いずれにせよ、漢字あ…

良いと思われたい奴ほど考えた振りだけはする

「暴走族」という名称を格好悪いものにしようという、いわゆる「珍走団」関連の話題が上がりはじめたのは、いつ頃の事だったのだろう。 福岡県が実際に採用したことでも知られる「珍走団」という呼び方に限って軽く調べてみると、2012年頃にネット上のスラン…

貧血と書いて「ケチ」と読んでみる

少なくとも外見からは「太っている」と見られたことのない人生であったし、実際に食欲も旺盛とは言い難い。そのうえ、無駄に警戒心が強いのか、食事する姿を他人に見られたくないという習性を持ちあわせているため、関わった者のなかには、私が何かを食すこ…

グシャノコウジタイトくん、母校を救う(継続中?)

高校一年時のクラスメイトに、卒業アルバムでは、どの組のページを探しても見つからない奴がいる。 友達と呼べる者はもちろん、一日の中で会話した相手すら殆どいない日々を過ごしながらも、危険回避の意味も含め、周囲の観察だけは怠らずにいた私は、当時の…

「さあ、眠りなさい」と、火曜でもないのに

ここ数年、決まって土曜日の午後2時頃になると強い睡魔に襲われる。 もちろん、単純な睡眠不足や疲労の度合によっては、何曜日の何時だろうと睡魔は襲ってくるものだが、体調やスケジュール等の差に関係なく、どういうわけか土曜の午後2時には、必ずと言って…

Cold Summer Comeback!

北海道の施設には、寒さへの対策は万全でも、暑さに対しての備えは薄い場所が少なくない。15年以上前に造られた施設では、その傾向が特に顕著なものになってくる。時期によっては、国内で最も高い気温が観測される日も珍しくなくなってしまった昨今、暑さに…

かつての同級生、上級生、下級生 みんな免許を持ってるなんて恐ろしくて仕方ない

大農業地帯である私の在住地は、この時期ともなると大型のトラックやダンプ、あるいはトラクターにコンバインといった農業用重機の類が頻繁に行き交い、良く言えば非常に活気があり、悪く言えばやかましくてしょうがない状態と化す。私の家が面した道路は、…

「悪人がいないのなら、何か別の行為を悪にしてしまえばいいじゃない」

アスリートが不祥事を起こすと「ざまあみろ」と思ってしまう程には、スポーツの世界を憎んでいる。 なんなら、不祥事を起こしたアスリートに対して「よくやった」とさえ思ってしまう。だからといって、もちろん不祥事自体を許すつもりなど微塵もなく、むしろ…

トモダチ、ハタシテ、イタノカナ

月刊誌『pen』(CCCメディアハウス)に、作家・小川哲氏の「はみだす大人の処世術」という連載がある。8月号では、大人になっても維持できている友人関係には「言い出しっぺ」がいるという話が書かれていた。ここでの「言い出しっぺ」とは、友人同士の集まり…

お金持ちにはなりたいけれど、あいつのようにはなりたくない

お金は淋しがり屋さんなので仲間の多い所に逃げていくという。それが事実であれば、お金持ちがお金持ちでいられる理由の一端も説明できるだろう。 そして「お金は人を集める」というのも、良いか悪いかは別として、どうしようもない事実なのだと思う。淋しが…

蛇を葬る

蛇は車に轢かれやすい。育ってきた環境ゆえ、何度か野性と思しき蛇の姿を目にしているが、大半が車に轢かれて死骸となっているか、もしくは轢かれたことで弱り死にかけているかの状態だった。 長い紐のような形状、自動車が近づいても急に素早く避けるような…

私は野球につれてかないで

視聴する気がないどころか、存在自体が害悪なのではと感じるような番組でさえ、そこに「スポーツ中継延長の場合変更あり」といった但し書きを見つけると気分が悪くなってしまう程度には、テレビやラジオのスポーツ中継に対しての憎悪が今もなお消えていない…

『殺人鬼二コラ・ぺトゥラと寝つきの良い子どもたち』

苦しいこと知る前に終わらせてあげる 悲しい日が来る前に終わらせてあげる ママとパパにさよなら言おう ママとパパが居ない世界が来る前に 最初で最後 一瞬のうち それ以上のことないように今終わらせてあげる (2003年7月某日の日記ノートから抜粋 おそらく…

伝えるは一時の危険、伝えぬは一生の危険

「バンジージャンプ」と「棒棒鶏(バンバンジー)」という名称は、駄洒落など言葉遊びの素材として非常に分かり易いため、幼児ですら敢えて間違えてみせて、家族以外には通用しない笑いを期待している姿を実際に目撃したこともある。いや、むしろ小学生にな…

それはたぶん、平和を愛する者で居られること自体の優越感

今更ではあるが、映画『オッペンハイマー』(2023年/監督:クリストファー・ノーラン)に関する話である。映画に対しての鑑賞姿勢において、個人的にはある程度の信頼を寄せている批評家や知人による評価に、日本公開前より懸念されていた「広島・長崎への…