2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

モブキャラである限りはみんないい人

ツイッターで「関わったことがない相手なのにブロックされていると困惑する」という人がいる。そういう人は、自分の言動が他人を不快にさせる可能性というものを微塵も考えないのだろうか。どんなに言動に気をつけようと、実際に悪いとされるようなことは一…

新百合ヶ丘の青いバカ

10年以上も前のある日、神奈川県川崎市の新百合ヶ丘駅周辺を爆弾の仕掛け場所を探すかのような目でうろつく見るからに怪しげな者がいた。その者は現在、美月雨竜などという本人のスペックとはまるで似つかわしくない綺麗な名を名乗り、本人のスペックそのま…

嘘つきには知性が必要だが、愚かであるには何もいらない

19世紀の終わりから20世紀のはじめ頃まで、アメリカ・コネチカット州の田舎町ウィンステッドは、おそらく世界で一、二を争うほどの愉快な町であった。なにしろ、毛むくじゃらの野性児にしゃべる犬、焼きりんごのなる木、頭に蜘蛛の絵を描いた男などなど、奇…

スローライフはいくらかの想像力を犠牲にした上に成り立っている

昔、『世界まる見え!テレビ特捜部』で意中の相手をその気にさせる「愛のフェロモンドリンク」なるものが紹介されたことがあった。詳しい作り方は忘れてしまったが(紹介された回の録画ビデオはあるのだが、わざわざ資料庫に保管されてある大量のビデオから…

バリー・サドラー軍曹は平成の日本を見たか?

それは日本何度目かの改元だった でも元号なんて知らなかったから 日本何度目かの改元であっても 軍曹はそれに気づかなかった ベトナム戦争に対する反戦運動やサイケデリックムーヴメントが盛んになっていた1966年、グリーンベレーの戦闘衛生兵としてベトナ…

毒蛇の出る地域は保健室に血清とかあるんですかね

中学3年の秋、ちょうど文化祭の準備期間中で、どちらかといえば体育祭や球技大会で鬱陶しいくらいに活躍する連中のほうが多かったせいか、放課後に新聞部でもないのに壁新聞コンクール用の記事を書かされたり、放送部でもないのに当日の案内アナウンスの原稿…

眠る体力が残っているうちに眠りたい

度重なる葬儀、自身の心を苛み続ける目に見えぬ病の経過観察のための通院、その通院にかかる負担を軽くしてくださるありがたい制度を利用するために必要な諸々の手続き、相変わらずすぐにひび割れて血まみれになる両手、そういったストレスによるものなのか…

葬儀を喜ばれるような人間にはなりたくないですね

季節柄か気候のせいか、はたまた平成のうちに生涯を終えたいと願う者が多いのか、昨年末あたりから縁のある方々の葬儀が続いている。心なしか、地元紙のお悔み欄に掲載される名前も多いような気がする。各宗派のお経が耳に残っており、なんだか自分自身が供…