国語の時間に書かされた、、、

 適当に編まれる言葉を選ぶ間に 救える命が幾つあるやら

 

 N君をいじめていたこともあったT君が「いじめ防止標語コンクール」なる催しで佳作を受賞したことを思い出すたび、あの馬鹿らしい催しは今でもやっているのだろうかと考えるのだが、調べる気力すら失せるほど暗澹たる思いになるのだった。

 

 こくごのじかんにかかされた となりのあいつのかさくのことば

 “にい”をひとりでたたせたへやの とびらをおさえたおなじてで

 これでなかよくなれるというなら せんせのめだまはふしあなか