2018-07-08から1日間の記事一覧

『この西瓜ころがし野郎』(4)

皆の足が速まったからといって空山のふもとまでにはまだそれなりの距離があり、ぷくろうちを作るほど容易いものではなく、案の定、ラリゲの奴が軟弱なところを見せはじめ、大量に背負ってきた桃を齧り出したあたりでようやく鐘爺の飼っていた犬の墓が見えて…