最近は『聲の形』を連載で追い続けて、最新話ごとに心を抉られて「いい加減にしてくれよ、もうホント、硝子ちゃんだけでも幸せにしてあげてくれよ、頼むよ」と泣きそうな気分になったり、仕事の関係であれこれ小難しいことをさほど出来の良くない頭で考えなければいけないことが続いたり、ツイッターやら何やらで流れてくるうんざりする情報を見なきゃいいのにダラダラと眺めてしまったりで、「強い奴がでてきたぞー!」→「悪い奴もでてきたぞー!」→「戦ったぞー!」→「やっつけたぞー!」的なシンプル・イズ・ベスト・オブ・バカな映画を観ていないなあ、と思い、どうせ今日(水曜日)もマガジンの最新刊なんてこちらの書店にはまだ届いてない(どころか、土曜発売の『聲の形』の単行本最新刊さえ届いているかどうか怪しい)のだからと考え、『ラスト・アクション・ヒーロー』(評価がバカ低いけど、私は好き)のVHSを引っ張り出したりするものの、今これを観てしまったら、やらなきゃいけない仕事が溜まってるのにアカンよなあと理性がブレーキをかけ、そっと棚に戻して、なんだか沈んだ気分の状態が続き過ぎて頭おかしくなったのか、机に皿を持ってきてビスケットを意味もなく大量に積んでみたりなんかして、で、隣に野菜ジュースのパック(小さいやつ)も置いて、でも食べるわけじゃないのよ、なんとなく目の前に積んで置いて見たらいいかなと思って。歯磨きした後だから食べないのよ、絶対。で、ストローだけ噛みながら原稿用紙10枚ほどの文章書いたりしていたら、愛すべきバカ中のバカ、エイフェックス・ツインことリチャード・D・ジェイムス様が約13年ぶりのニューアルバム『SYRO』をリリースするという情報(http://www.cinra.net/news/20140819-aphextwin)が飛び込んできて、「があああああああああああああああああああああああああああああ!!」なんて阿呆な奇声をあげてみたりなんかして、「リチャード、戦車に乗せてくれよ」「リチャード、13年の間にテレビから砂嵐が消えちまったよ」なんて届かぬ呟きをしていたら「所ジョージ、ニューアルバムを700円でリリース」(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140820-00000894-bark-musi)というニュースも飛び込んできて、ぐでんぐでんの脳みそがとろんとろんになりかけたりしてました。リチャード、所さんもアルバム出すってよ。
所ジョージ 最近の唄25 じゃがイモは早いんじゃない
リチャード、この曲も収録されるってさ。
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『聲の形』は全七巻(もし、読み切り版などを収めた番外編的な巻がプラスされるなら全八巻)ということは決定しているわけだが、割と縁起の良い数字で終わることがあらかじめ決められていたということは、どん底の結末にはならないと希望を持って良いのだろうか。42話でああいうことする先生だし……。もし、全六巻とか引き伸ばされて全十三巻とかだったら、とんでもない終わり方していたかもしれない。繰り返すが「42話」であんなことしちゃうのが大今先生。7や8という縁起の良い数字で終わるなら「あらかじめ失われた恋人たちよ」(あの映画も聾者カップルが登場する)ではなく、できれば「あらかじめ決められた恋人たちへ」(こちらは叙情派エレクトロ・ダブ・バンドの名前)って感じで終わってほしいけれど、読んでいるこちらが生きる気力を失うようなどん底ENDでなければ、もうなんだっていい。脱・どん底。
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「マイク・タイソンは鳩を飼っていて、オジー・オズボーンは鳩の首を食いちぎった。この2つのエピソードを並べると、いつも口元が緩むのよ。」
というツイートをしたら、「鳩」というキーワードに反応するらしい西宮硝子botからハトの餌用のパンをもらった。……しかし、タイソンのハトは近所の不良に虐殺されてるし、もう一羽はオジーが首を食いちぎってしまっているのだが、どうしたもんか……。硝子ちゃんには見せられないな…(42話以前の結弦なら喜んだかもしれんが)
平和の象徴・ハトさんの悲惨なエピソード。オジーに喰いちぎられる。タイソンに飼われたあげく近所の不良に惨殺される。ランディ・ジョンソンの剛速球に直撃されるetc…
Black Sabbath - Loner
鳩さん食いちぎりロッカーのオジーさん(ヒース・レジャーのジョーカーではない)。
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シンプル・イズ・ベスト・オブ・バカといえば、『オジー降臨』、『極悪レミー』、『コーマン帝国』は、近年のアーティストドキュメンタリー映画では、シンプル・イズ・ベスト・オブ・バカな気持ちの良い内容とタイトルの三本柱ですね。
映画『オジー降臨』予告編
映画『極悪レミー』予告編
映画『コーマン帝国』予告編
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「一定の年齢になったロック歌手が社会や政治に異議を唱えるのは自然なことで、40の50のってトシになって「教師が」とか「親が」とか言ってるわけに行かない――何かに反抗してなきゃロックの体裁が保てないから、政治に向かう」「忌野清志郎が彼なりの純粋さで、「いつか戦争のない平和な世界が来る」と信じていたって良いと思う。ただ、「デモをするだけで平和がくるなんて甘い夢など見ちゃいねえさ」とも歌っている」
という内容のツイートを読んだ。同意である。ただし「明日なき世界」の訳詞は、基本的には高石ともやである。しかし忌野清志郎も「デモするだけで〜」の部分を替えずに歌ったわけだから、やっぱりそうも考えていたんだろう。ちなみに、年齢がいくと〜って話は、ロック歌手に限らずカウンターカルチャーこじらせ系の人は大半が……それもかなり残念な形で。
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