SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2016)

 その年、特に私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える「みづきうりゅう賞」。「みうらじゅん賞」にちなんでひらがな表記にしたわけなので、今年からは、本家と同様に枠は5つということにします。

 ただし、音楽アルバム、映画、小説、漫画、テレビドラマなどの作品は「みづきうりゅう賞」とは別に、それぞれ特に面白かったと思うものを10〜20くらい挙げようと思う(2016年1月〜12月までに発表されたものをすべて対象にしたいので、ブログに掲載するのは来年の1月あたり。気になりつつも今年中に手が回らなかったものは、なんとか2017年の3月が終わるまでに聴いたり観たり読んだりして、加えたいものがあれば、その都度加筆していく)。なので、「みづきうりゅう賞」は、そういった「2016年に発表された作品」という単位ではなく、とにかく2016年に私を楽しませてくれた人・ものなどを選出するという形になります。うんたらかんたら言っておりますが、私のことを多少気にしてくれている物好きな人がおられましたら、なにかの参考にでもしてください。





 というわけで、栄えある2016年度みづきうりゅう賞の発表です。今年の受賞者(?)は、こちら。


・蒲田くん(『シン・ゴジラ』)
・オリヴァー・マスッチ(『帰ってきたヒトラー』)
・『うちのクラスの女子がヤバい』(衿沢世衣子
・ひがし大雪自然館
・ちぃたん(さよならポニーテール)


 『シン・ゴジラ』は、2016年に私を最も興奮させた映画ですが、みづきうりゅう賞はその中から、あの「蒲田くん」を選出させていただきました。2016年、最もインパクトのある生き物です。

 オリヴァー・マスッチは、映画『帰ってきたヒトラー』でのヒトラー役が見事でした。宇多丸さんも仰っていたように、この映画のMVPは、この方でしょう。

 唯一、作品そのものを選んだ『うちのクラスの女子がヤバい』。あいかわらず、衿沢先生の作品は、私を幸せにしてくれます。ミクニさん、かわいい。

 ひがし大雪自然館は、北海道上士幌町のぬかびら源泉郷にある施設。大枠では地元と言ってよい場所なのに、今年になってはじめて足を運んでみたのですが、入場無料の割に、想像以上に閲覧できる資料等も豊富で楽しめました。施設にこれから展示される予定なのか、はたまた引っ込められてしまったのかわからない熊などの剥製が、入場者は立ち入ることのできない奥の部屋にしまわれているのが、窓越しに見えていたのが、これまた良い味を醸し出していました。

 最後は、12月26日に、さよポニの2代目神さまを卒業したちぃたん。ツイッターでも呟いたけれど、さよポニのこれからを考えようにも、どうにもぞわぞわ落ち着かなくて、それにしても去り際のちぃたんの呟きは、なんだかDOOPEESの「SOME DAY,THAT PLACE IN TIME」のようで、私には「さよポニに何が起きたんだろう?」とDr.ドメスティックのように悩むことしかできません。ちぃたん……。ある日、あの時、あの場所で、又会いましょうね。




 全体的に、病気になったり、天候不順だったり、嫌なニュースや嫌な個人的出来事が多かったりと、あまり良い年とは言えなかった2016年。それでも、なんとか死なずに2017年を迎えることはできそうです。来年こそ、もっと笑える年になりますように。では。