KANの「愛は勝つ」に関しての話。
小学生の時、クラスメイトの一人が、この曲の歌詞がバカっぽくて嫌いだと言った。この曲に関してよく言われる「常に愛が勝つわけなんかないだろ」という類のものかと思ったら、そいつは「どんなに困難で」の部分を「どんなに、こんなんで(「こんなので」のくだけた言い方の意)」だと解釈していて、それゆえに「バカっぽい詞」だと思っていたのだ。バカはお前だ、とすぐに心の中で叫んだが、面倒臭いのほっておいた。
ちなみに、「愛は勝つ」の詞は、“男からの相談を聞く気になれず投げやりに「大丈夫、愛は勝つよ」と発言したことから発想”したらしいので、ふざけた歌詞だと言っても、まあ、あながち間違いではない。
そして、以前も書いたが、カップリング曲のタイトルは「それでもふられてしまう男(やつ)」。愛が勝っていない上に、こちらの曲は最後の方で「たのむから僕を嫌わないで」といったような哀願になっており、こういうのがストーカーとか「しんだりころしたりするやつ」(@『よつばと』)になるのだろうな、と思わせてくれる(冒頭から「とうとう僕はおかしくなった」とか歌ってるし)。
結論は、件のクラスメイトはバカ、KANさんは凄い、ということ。
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「僕たちは世界を変えることができない。だから、僕たちは“世界を変えよう”とか“世界を変えることができない”、と叫んでアーティスト気分を味わっていられる」
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ながらスマホの危険性が訴えられていて、それは確かにその通りなのだが、ツイッターでスマホがなくとも、上の世代は上の世代で、歩きながら新聞やタバコを嗜んでいたことが写真付きで指摘する呟きが流れてきた。
もっとも、車の数が増えていることを考えれば、現代の方が「ながら歩き」は危険と言えるかもしれない。しかし、それなら車を減らす方法をもっと考えるべきだろう。でも、その世代が女にもてるから車に乗れとか言い出したりするから……おや、誰か来たよう……
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