僕の髪が肩まで伸びたらあの娘が結婚してしまうって本当ですか

 Facebookに関しては、基本的にたまに眺めるだけで、滅多に友人たちの「近況」にコメントはしないし、私自身もこのブログは毎週日曜と水曜に更新しているものの、いちいちあちらで「ブログ更新しました」とお報せしてみたりすることもない。とりわけ、読んでもらえると嬉しい記事が書けたり、この先数少ない友人たち(Facebookでは特に少ない。実名推奨のFacebookにおいて、金になる仕事をしているわけでもないのに、見栄を張って筆名で登録していることも原因の一つではあろうが、「友達」ということをツイッター以上に強くアピールしているらしきFacebookにおいて、私なんぞと繋がりたくはないと考えている知り合いたちも存在しているであろうと思われる。だが、考えすぎるとさすがに悲しくなってくるので、なるべく気にしないようにしている。というか、その残酷な現実からの逃げ道をなくさないために筆名で登録していると言っても良い)にお報せしておいたら自分の得にもなるであろう出来事があったりすれば、私も「近況」とやらを載せてみたりもするのだが、特に自信の持てる記事も書けそうにないし、おめでたい出来事も起きそうにない。宝くじが当たったりすれば、それはおめでたい出来事と言えるが、独り占めしたいのでそれはお報せしない。300円だろうが3000円だろうが3億円だろうが、私のものである。

 ところで、おめでたい出来事と言えば、数少ないFacebook上の「友人」たちの中には、結婚というものを既にしてしまっている方が数名いるようだ。また、親族や友人の結婚を祝ったという「近況」を報告している方もいる。他人の結婚に対して罵詈雑言を吐きつけるほど、美月雨竜さんは荒んではいないが、荒んでいないからといって、社会のはぐれ者と言っても差し支えない美月さんに「結婚」というのは縁遠いものであって、当然のように本人にその兆候は微塵も見られず、また親族・友人・知人の結婚式に足を運んだというのも、幼稚園児の頃に、わけもわからず連れて行かれた、誰の結婚式だったのかすら覚えていないものが最後であり(覚えているのは、その後、私以上に社会的に残念なことになってしまう従兄が隣の席に座っていたなあということくらい)、この先の人生で美月雨竜さんが「結婚」という行為に関わることがあるのかどうか疑わしい。

 さて、耳を傾けたくなくとも自動的に流れこんできやがる、田舎特有のプライバシー配慮ゼロの噂話によれば(おめでたい話や、病気などを心配する話などがほとんどで、気になるほど悪口めいた噂が聞こえてきたりはしないのが幸いである)、私の小学校時代の同級生たちは、全員既婚者となったらしい。といっても、小学校時代の同級生というのは、私を含めても6名しかおらず、しかも他は全員農家の子供である。農家は、跡目の問題があるので、比較的結婚率は高い。ゆえに、もともと結婚願望もなく、あったとしたら大変な悲劇となっていたであろうことが容易く予想できる美月さん自身が気を病んだりすることはないのだが、いかんせんプライバシー配慮が限りなくゼロであれば、それに伴ってデリカシーというものも、近頃、現さんでも良い頭角を現している某政治家たちとどっこいどっこいのレベルだったりする近隣の方々や一部親族から、それなりに心配されていたりもして、しかしながら現在の状態で無理に結婚などしてしまったら、それはとんでもない不幸を巻き起こすことになるわけで、そっとしておいて欲しいところである。

 幸い、社会適応能力は著しく低いわりに、家事や炊事だけは、そこそここなせるので、一人で細々と暮らせるだけの金があれば、それなりに健康的な食生活を送る自信はあるし、住処がゴミや不衛生な節足動物まみれになるようなこともなかろう。清掃能力に関してのみ言えば、これまで出会って来た人間の中でも、上位に食い込む自信がある。そういう意味では、ヒモとしての才能は結構高いわけで、実際、その能力を買われて、異性との交際経験はないくせに、短いながらも同棲経験だけはあったりするので、利害さえ一致すれば、愛のない仮面夫婦ならぬ仮面結婚ならいつでも可能なのではないかと、珍しくポジティブに考えてみたりしながら、今日もわずかな金を得るために、ごそごそと資料を作ったりしている。

 ――――――――――――――――――――――――――――――

 今まで観た映画の中で最低だった映画は何か、という話を仲間としていたら、紅一点のお嬢が、たまたま私がかつて見せた映画学校の実習作品(幸い、私の関わったものではなく、同期の別のゼミの作品)を挙げたでござる。同期のみんな、覚えているかい? ふんどし姿のバカが叫んで終わるあの映画を。
 
 「あなたの妹の好きな映画ベスト3が、1位『イエロー・サブマリン』、2位『リトルフットの大冒険』、3位『ザ・クレイジーズ』であることを誇りに思いなさい」

 ――――――――――――――――――――――――――――――


映画×AV 『RAPE レイプ』 特報

 Facebook上で「友達」として繋がっている数少ない方々の一人・松嵜真一氏(会ったことはない)が制作した作品の特報動画。
 「映画×AV 芸術か?わいせつか?超過激エンターテインメントの誕生!!」……つまり、もしわいせつと判断されて問題になったら、こうしてブログで宣伝的行為を勝手に行った私も同罪とみなされる可能性あり。うひゃひゃ。


イエロー・サブマリン [DVD]

イエロー・サブマリン [DVD]

ザ・クレイジーズ 特別版

ザ・クレイジーズ 特別版