葬儀を喜ばれるような人間にはなりたくないですね

 季節柄か気候のせいか、はたまた平成のうちに生涯を終えたいと願う者が多いのか、昨年末あたりから縁のある方々の葬儀が続いている。心なしか、地元紙のお悔み欄に掲載される名前も多いような気がする。各宗派のお経が耳に残っており、なんだか自分自身が供養されているような気持ちにもなってくるし、いい加減、疲れも出てきているので、これ以上続けば本当に葬儀過労死によって供養されることにもなりかねない。

 加えてここ数日はやたらと風が強く、地吹雪も続いている。夜中もばたんばたんと風が壁を打つ音が響き、ただでさえ疲れが溜まっているのに熟睡を妨げられる。疲れが溜まればストレスも溜まり、なおかつ寝不足となると体も心もおかしくなってきて、空腹のはずなのに食物が喉を通らないなんてことも出てくる。『水曜どうでしょう』さんが証明してくれているように、人間は寝れない食えないとなると機嫌を保つことが困難となり、それがまた更なるストレスの要因となり、肌が荒れてみたり、頭痛がしてみたり、せっかく眠れたと思ったら悪夢にうなされてみたり。

 考えてみれば、例年、年の初めというのは何かと良くないことが続き易い。そういう星の下に生まれているのだろう。もっとも、では年の中頃や終わり際に良いことが起き易いかといえばそういうわけでもない。生まれてこのかた、運を味方につけることがあまりできずにいる。なんとなく、このまま騙し騙しで生涯を全うする他ない気もしている。

 なんて後ろ向きなことばかり考えてしまうのも、きっと体と心が弱っているからなのだろう。そう考えられる程度の余裕はまだ残っているので、どうかこの辺で、もう少々落ち着いた日々が送れるようになってくれれば良いなとチョコラBBを飲みながら願っている。