ジョン・レノンの命日なのだが、『主演 さまぁ〜ず〜設定 美容室〜』のDVDが届いたので、とりあえずはそちらを消化していた。ちなみに、12月8日は、ジョン・レノンの命日であると同時に、さまぁ〜ず・大竹さんの誕生日でもある。
そんなわけで、今日はジョン(及びビートルズ)とさまぁ〜ずとタバコの話。
喫煙者の友人/知り合いたちが、喫煙場所の減少に嘆いているのを見ると、頑張って私も喫煙者になって共に禁煙ファシズムと戦おうかと思うことがある。もっとも、私の真の目的というか願望は迷惑な酔っぱらいどもを駆逐することの方なのだけど……。
そういえば、いつぞやニュースにもなっていたけど、ビートルズの『アビイ・ロード』のジャケットでポール・マッカートニーが手にしている煙草を嫌煙団体だかが削除した変造ポスターが流通したことがあって、当時は現在以上に煙草嫌いだった私も「さすがにそれはアホすぎやしないか」と思った。現在、私は筋金入りの嫌酒家と公言しているが、だからといって過去の映画や文学から酒の描写を消そうとは思わない。
この「アビイ・ロードから煙草が消えた騒動」は、アメリカだけのものだったらしいけど、煙草ばかり責められる日本でもあり得なくはない。未成年の喫煙シーンが規制されるだけでなく、最近ではドラマなんかでは成人の喫煙シーンすら見かけなくなっていて(飲酒シーンは当然のようにある)、ポールが何も持たず、ただ裸足で横断歩道を渡っている『アビイ・ロード』のジャケしか知らない世代が登場して、ゆくゆくは『最後の喫煙者』(筒井康隆)みたいな世界になるかもしれない(『最後の喫煙者』は『世にも奇妙な物語』で林隆三主演で映像化されているのだけど、今の御時世、再放送はおろかソフト化も難しいかもしれない)。想像してごらん、喫煙者が天然記念物として剥製にされる世界を……。
ところで、ちょっと前に放送された『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』によると、どうやら大竹さんも禁煙ファシズムの被害にあったらしい。行きつけの喫茶店の嫌煙家店員が、喫煙可能な席にまで禁煙の札を貼っていて、他の店員は「あいつが勝手にやってるので、吸ってかまいません」と言ったそうなのだが、客の雰囲気まで嫌煙モードになっており、吸えたものではなかったとか。
喫煙ハードコア(?)の方なら、そんな状況でも「のぞむところだ、コノヤロウ」とばかりに、吸えたかもしれないが、自称「シャイおじさん」の大竹さんには出来なかったようだ。でも、酒は大抵の飲食店で提供されてるのだよなあ……。
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前ブログからのコメントの転載
Commented by ディラ海水族館
煙草への迫害は強まるばかりですね。
だからといって喫煙者とは頑張ってなるものでもないですよ。
とジョークと知りつつツッコミ。喫煙には一文の得もないのは事実でして…。
しかし大竹さんは気の毒。ファシズム怖い。
ところで美月さんはチェブラーシカもお嫌いですか?
謎の生き物だけどもじゃっとしています。
2010年12月09日 03:52
Commented by 美月雨竜
ディラ海水族館さん
分煙にすれば良いだけのところを、全面禁煙にする思考がアホらしいです。なのに、酒飲みどもはどこでも酔っぱらって迷惑をかける。弾圧は好ましいものではありませんが、弾圧されても仕方ないくらい迷惑かけているのは酒飲みどもの方ではないかと思います(少なくとも、タバコ以下の迷惑ということはないはず)。
チェブラーシカは嫌いではありませんが、本来の主人公であったワニのゲーナの方が好きです。主人公の座を実質的に奪ったという意味では、ちょっと憎く思ったりもしています。
2010年12月09日 13:58