西原理恵子さんがミステリーが嫌いな理由として「現実はいつだって一番あやしい奴が犯人」と言っていて、たしかに中学や高校時代の同期生や先輩/後輩に数名捕まってしまった奴がいるが、どいつもこいつも当時から「いつかやらかす」と言われていた。
また、逆境が人間を成長させるだの、若いうちの苦労は買ってでもせよなどという言葉があるが、逆境や若いうちの苦労は高確率で道を誤らせたり、人格を歪ませたりする。親戚の兄ちゃんが、いけないクスリで捕まってしまったのは、完全にそのせいだ。「まさかあの人が」と言われるような犯人も現実に沢山いるが、単にそう証言した人が平和ボケしているだけなのかもしれない。
ただ、いまだに大抵の学校や会社は「きちっとした容姿」を強いてくるが、泥棒や詐欺師の多くは怪しまれないようにきちっとした容姿をしていることが多いので、日本は「あやしい奴」だらけということになる。
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「うちらは自分の慣性で生きてるからね」という呟きを見つけて、一瞬何を言っとるんだと思ったが、たぶん「慣性」ではなく「感性」で、ただのよくある変換ミスだろう。……とは思うのだが、ひょっとしたら、という思いも拭えない。
「以外」と「意外」もよく変換ミスされているが、あまりに多く見かけるので、本当に間違っている人もけっこう存在しているのではないかと思ってしまう。
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