ニセ名言創作活動第1期まとめ

 「名言は好きです。でも、名言を言おうとする人は嫌いです」(タモリ

 

 1月中旬あたりからツイッターでひっそりと続けていたニセ名言創作活動。毎日考えるのは、なかなか大変でしたが、なんとか1クール約3か月はやり遂げたので、とりあえずここにまとめておきます(たまにリツイートしてくれたり、いいねを押してくれた方がいました。創作名言であることに気付いていてくれたかどうかはわかりませんが)。

 

 

 

     架空の海外の偉人・著名人による(ニセ)名言

 

「出来ないことは証明もできない。ゆえに出来ることにしたがる者の声はいつも大きい」

――セキヴンティヌス2世(B.C.190~B.C.113)

 

「過去を忘れることができればたしかに楽だろう。関わってきた全ての人々の許しを得ることができればの話だが」

――スウィフティン・バトー(1126年~1198年)

 

「苦労を強いるのが無能な働き者の病癖であり、彼らに必要なのは更なる苦労ではなく永遠の安らぎである」

――アントニー・アーリントン(1632年~1698年)

 

「“まっすぐな瞳”“澄んだ瞳”“自信に溢れた瞳”……おおむね無知の証拠です」

――アンナ・マッテゾン(1685年~1743年)

 

「死の覚悟がなければ眠ることなどできないはずなのに眠くなってしまうのは何故なのだろう」

――ジェンナーロ・スカルラッティ(1685年~1757年)

 

「常に明晰であることほど苦しいものはない。その苦しみから逃れるために意味のない苦労を呼び込んで我を忘れようとする者も多い。しかし、それは愚者の選択である」

――イシドール・アネゴサンデリ(1699年~1760年)

 

「馬鹿は好みに囚われる。賢者は好みを疑う。奇人は好みを振り回す」

――アンリ・デュルムケーム(1753年~1823年)

 

「正直者は約束などしない」

――王張庸(1766年~1834年

 

「大勢が一人を取り込もうとするのは一人に敗北するのが怖くてたまらないからである。ゆえにその一人の意見が正しいかどうかまで考えているのは、大勢の中のせいぜい二、三人でしかない。そして、その二、三人が新たな一人となる」

――マーカス・シルバーストン(1788年~1860年

 

「苦しみに意味を求めたがる者の言葉を真に受けてわざわざ苦しむ必要などない」

――テオドール・シャリクウォー(1795年~1821年)

 

「芸術家とは自分が哲学者であると信じたがる者のことだ」

――ジョン・ブルックス(1799年~1850年

 

「私はあなたが嫌いです。私はあなたのことが好きな人間も嫌いです。あなたは自分のことがお好きなようなので、私はあなたのことが倍嫌いです」

――クララ・モンテス(1819年~1896年)

 

「あらゆる宗教が様々に善悪の基準を設けるのは、人の力では基準など設けようがないからです。ゆえに、善だ悪だと簡単に口にする者は、すべての神を冒涜しているようなものなのです」

――クレマンス・オコラン(1835年~1921年

 

「もちろん、そう思うのは君だけではない。だからといって、それは正しさの証明じゃないことくらいは理解しておけ」

――サン=ザーンス(1840年1920年

 

「自覚的な努力はあなたが思っている以上に多くの他人を不幸にします」

――マイケル・ボーンハット(1866年~1925年)

 

「悪意や敵意に救われることもある。その場合、礼を言うのは失礼にあたる」

――アウグスト・マニングス(1878年~1942年)

 

「体験して理解できた者は学習の方法によっては体験せずとも理解し得た者である」

――ゲルト・フォン・ケクレ(1879年~1955年)

 

「危険なのは体験することで理解できたと思い込んでしまった者たちだ。彼らは体験しなければ理解できないと考えたがるようになる。そもそも理解できてさえいないのに」

――ゲルト・フォン・ケクレ(1879年~1955年)

 

「食器にも味覚があれば良い。そうであれば、私が料理する限り彼らが割れることはないだろう」

――ルイ=クロード・シヴィン(1887年~1956年)

 

「言い訳しないのは立派ですが言い訳が思いつかないのならただの無能です」

――ヴェラ・アルンシュタイン(1889年~1947年)

 

「他人の気持ちなど分からなくて当然だ。問題は、他人の気持ちを推察するのに充分な知識や経験を持っていないことだ」

――リンカヴィッチ・チョモスキー(1896年~1977年)

 

「悪が破滅を招くわけではない。破滅を招くのは無知である」

――ベルナルド・マクストーン(1898年~1989年)

 

「たしかに歩めば道が出来るでしょう。草木の居場所を奪うことになりますが」

――エイドリアン・ブラック(1899年~1970年)

 

「友人とは裏切らない者ではなく、時に裏切られたとしても憎めない者のことを言う」

――ガート・スウェルソン(1901年~1974年)

 

「賢い者でも間違いは犯す。だが、間違った言い訳をすることはない」

――ヘルベルト・ベッテルハイム(1903年~1990年)

 

「人間は楽をしたがる生き物だと肝に銘じておくべきだと思っていたが、それすらも楽をしたがった結果なのかもしれない」

――エドゥアルド・ベンザッティ(1907年~1981年)

 

「これだけ沢山の悲劇が歴史に刻まれていながら、いまだに逆境を味わわなければ幸福を感じられないと考えるのは、あまりにも愚かです」

――エルンスト・ヒルシュビーゲル(1915年~1997年)

 

「諦めずにいられるのは、おそらく生きている間だけだ。仮に死してなお諦めないことが可能だとしても、さすがに大半の者が諦めることに寛容になるだろう」

――モーガン・バランゾ(1915年~1980年)

 

「独り言にしては詩神の欠片も見受けられず、会話にしては伝える気のない言葉ばかりの相手には感銘を与える気にもなりません」

――マヤ・ハイレン(1916年~1971年)

 

「逆境で力を発揮しても、それはあなたが怠け者であることの証明でしかありません」

――キャロル・ギレンバーグ(1930年~1987年)

 

「無知や鈍感は強さに似た衣をまとって現れる」

――ノーマン・レナード・リトルトン(1935年~2003年)

 

「名言と呼ばれるもののなかには、すでに期限切れのものがたくさんある。もっとも、それらはそもそも名言ではなかっただけかもしれないが」

――マック・ラーケン(1940年~)

 

「両利きになった理由? 利き腕の傲慢な態度が許せなくなったからだよ」

――リチャード・ワッツ(1940年~)

 

「優れたアスリートとは筋肉に脳が宿っているかのような者のことであって、脳味噌が筋肉なのは二流どころか迷惑なだけだ」

――ロバート・ウォルター・アッシュ(1940年~1990年)

 

「私の映画を誠実な作品だと評した者がいたが、何が誠実なのかわかった気でいる者にそう評されたということは失敗作だったということだよ」

――ベルトウォーク・タベルユデ(1941年~)

 

「時代が私に追いついたのではなく、時代が私の位置まで下がったのだ」

――ワイズ・イエローバード(1941年~1989年)

 

「悪気がなかったということは、つまり頭が悪かったのですね」

――スーザン・ウィーバー(1942年~2008年)

 

「ネガティブな感情は捨てるべきだが、ネガティブな感情にさせる側の罪が消えるわけではない」

――ウィリアム・キートン(1943年~)

 

「お前の周りには良い奴しかいなかったんだろうな。お前が今日まで生きてこれたのがその証拠だ。今日までは、だけどな」

――ダグラス・ボルトン(1945年~1977年)

 

「“叶わない夢はない”なんて言葉が嘘だと全人類に思い知らせるのが俺の夢だ」

――マルコム・グリーンJr.(1946年~1989年)

 

「あなたの朝食のメニューを教えてちょうだい。あなたが臓物を晒すべき理由を20個見つけてあげる」

――メアリー・アン・ルーカス(1957年~)

 

「空を目指したクラゲがいました。彼らは今、UFOと呼ばれています」

――ユーコトス・ベテデ・マデス(?~1999年)

 

 

 

     架空の国内の偉人・著名人による(ニセ)名言

 

「感情のみによって導き出された答えで良い結果をもたらすには運を味方につける他ない」

――有澤菱明(1867年~1916年)

 

「そもそも頑張らなければいけない状態は不幸だ」

――柿木坂潤市(1913年~1973年)

 

「子供が我儘なのはその時のその気分がもう二度と訪れないことを知っているからだ」

――中岡惣三郎(1915年~1983年)

 

「“努力が足りない”以外の言葉を見つける努力をしていない者の言葉など聞く必要はない」

――汲沢瞬(1918年~1997年)

 

「人生は何にでも例えられます。だから、人生を何かに例えた言葉など気にする必要はありません」

――三代目浮世亭流楽(1922年~2007年)

 

「豆腐が包丁を受け入れるようでなければならない」

――水沢仁三郎(1923年~1997年)

 

「火のない所に煙は立たぬという言葉を好む者の半数以上は放火魔である」

――李沢友哉(1931年~2008年)

 

「共感するより驚嘆しなさい」

――神野盛尊(1943年~1971年)

 

「私が聴きたいのは音楽であって、あなたの恋愛遍歴ではありません」

――浜野昌士(1956年~2006年)

 

「言い訳の内容でだいたいの賢さが計れるはずです」

――波多野峰世(1957年~)

 

「教科書は少なくとも目の前の教師よりは役に立つ」

――新野陽一郎(1966年~)

 

 

 

     架空の創作物からの(ニセ)名言

 

「木の葉を武器に勝利を収めることも可能だ。しかし、それには木の葉だけで勝利を収めるための知恵が必要だ。結局、木の葉だけで勝つことなどできない」

――アミノサンデル・デマ『葉っぱ六銃士』より

 

「あなたが自慢げに紹介してくる“本物”とやらより、愉快な偽物のほうが私は好き」

――アリシア・バーンステイン『なまぬるい言葉とメロディで大人の音楽と評される方法』より

 

「作られた道は整備したくなるが自然に出来た道は放っておいても平気だ」

――ヴィットリオ・タヴィアルキ『しゃがんで感じるキンバリー卿の生涯と資産』より

 

玉座の上で焼くサニーサイドエッグも君たちの戦争で失われてしまったな」

――サー・グレアム・スコット著『バーバンカー』第3章「ピクルスを持ったまま溺れる兵隊への対処法」より

 

「私の罪は彼を亡き者にしたことではなく、彼を亡き者にすることが罪になる世界に生まれたことだ」

――ドメニコ・デル・オルガンティノ『もずく兵士』より

 

「次はもっと賢い人間に生まれたい、と彼は言った。それよりも賢い人間の多い世界に生まべきだ、と私は言った。」

――ブライアン・スターキー『ザルトボルトに紅茶を2杯』より

 

「そろそろ諦めないと次の試合ボロボロだよ」

――阿野下梅彦『スランプ脱出 第69話「ういっす」』より

 

「馬鹿にしてるのか?」 「やっと気づいたのか?」

――久米流充『ボケた振りしてメシを2度喰う』より

 

「あの日考えた他人の未来を僕達はやはり忘れている」

――山中ハジメ『詩集 ぼくはすぐひとをころしちゃうよ』より

 

 

 

     架空の楽曲の歌詞からの(ニセ)名言

 

「彼はなすがままに主義 悲しいくらいに自然が好き いつでも害虫がたかってる それがどうした? でも近づけないよ 彼はなすがままに主義 迷惑なくらいの無添加紳士 幸い流通しないから どうでもいいよ」

――シルヴァン・サルトブール「無添加紳士」より

 

「僕の家ではブランチにお寿司が出てくる 日本かぶれのママに感謝 健康志向のパパにも感謝 でも日本人はこんなの食べてないんじゃない? だってみんな休みなく働いているんでしょ?」

――スーパーヒラリー「ブランチ・イン・ジャポニカ」より

 

「大統領の椅子も俺が直した カーターのスーツも俺が仕立てた 脚は決して長くはない いつか全米の仕事を独占してやる」

――デッド・トルーマンズ「カリフォルニアの便利屋」より

 

「俺はちりちり髪の男になった夢を見た 類まれなちりちり具合だ 親父が泣いて言うことには いくら洗ってもハエが絡まりやすいからといって洗髪を放棄するんじゃないぞってね」

――フランク・O・ザッパ「お前の髪に絡まったハエ」より

 

「前時代的電波印 罵倒するしか能がない 古い邦画のバカ覚え かわしまゆーぞー、かとうたい アルゼンチンの赤いバカ」

――いまむらしょうへい(バンド名)「アルゼンチンの赤いバカ」より

 

「湿り狭い押入の臭み深い蒲団にくるまれズルズルと餅を啜り萎縮した父の脳曝け出さんことを…」

――スシネタ「爺ちゃんのアピャーが轟く」より

 

「テレポーテーションなんてどんと来いだ 瞬きの間に別の場所にいたってどんと来いだ いつだってそこが最悪だ どんと来いだ どんと来いだ」

――中山醜痴婦と新鮮なテレポーテーションズ「テレポーテーションなんてどんと来いだ」より

 

「マイハニーエンジェル、寝癖のついた翼が素敵だね 仰向けに寝れないからってフリードリンクなカクテルとギターをいじって撫でるの?」

――村岡マスユキ「天使にこっそり」より

 

「死にたくないから働きたい でも死ぬのがこわくて働けない」

――留年詩人K「散」より

 

 

 

 

 

 第1期はこれで終了。1、2クール休んで再び始めるかもしれない。