笑物語、獲物語

 月光仮面どころかデニス・ムーアすらやって来てはくれず、誰かルピナスくらい寄越せコンチクショウ!とやさぐれた気分で日々を過ごしている美月さんは、RCサクセションの名曲「いい事ばかりはありゃしない」を聴いても、「“昨日は白バイに捕まった”? 白バイに捕まるようなことするからじゃねえか」だの「“月光仮面が来ないの、と あの子が電話かけてきた”? 電話をかけてくる“あの子”がいるだけ良いじゃねえか」だの「“金が欲しくて働いて眠るだけ”? 働き口があってしかも眠る余裕もあるなら良いじゃねえか」だのと歌詞にまで毒を吐いてしまっている。しかし、「月光仮面が来ないの…」なんて電話をかけてくる女性とは正直付き合いたくはない。そんな女性と2時間35分も電話をしていたのなら、ちょっと尊敬に値する。

 そんなやさぐれ美月さんだが、なぜか(あくまで個人的に)「1988年〜1992年頃ブーム」というのが起きている。忍者の「お祭り忍者」をヘビーローテーションさせているのは、その為である。なので、ツイッターのタイムラインに「ribbon」なんてワードが出てくると反応してしまうわけである。

 ribbonで思い出したが、思い出補正の一種なのか分からんが、私の知り合いにアニメ版『らんま1/2』のOP、ED曲を聴くと無条件に泣いてしまう奴がいる(ribbonの「リトル☆デイト」という曲が、わずかな間だけ『らんま1/2 熱闘編』のOP曲だったわけですよ)。東京少年の「プレゼント」とかならまだ分からないでもないのだが、「乱馬ダ★RANMA」でも泣くのはどうかと思う。

 それにしても、「らんま」「主題歌」といったワードで調べると、坂上香織とか早坂好恵とか懐かしい名前がたくさん出てくるので、らんまファンでなくとも「あの時代」のファンには割とお薦めである。そして「地球オーケストラ」は名曲だと思う。単にKUSUKUSUが好きなだけかもしれないけど。でも『イカ天』で演奏した「オレンヂバナナ」より好きなんだよ。『LOVELOVEあいしてる』や『堂本兄弟』でもおなじみの名ベーシスト吉田建さんが知り合いの女の子から「おじさん、どうしてKUSUKUSU落としたの!」と怒られたというエピソードでも有名(?)なKUSUKUSU吉田建さんはフライングキッズを推しました。我想うゆえに我あり。

 そんな流れで『イカ天』のことをあれこれ考えてみたりもする。乳首を青く塗って歌っていた“ブラボー”のボーカルが社交ダンスの講師をしているという情報はあったが、萩原健太さんが「忘れようとしてた」と語った“梅毒ジェラシー”のボーカル(赤いパンティを被って歌っていた)のその後は確かな情報がない(別のバンドでギター弾いてたという話があったような……)。で、ネットの力を更に駆使してみると、梅毒ジェラシーのボーカルの方、「poco」というバンドでギターを弾いていたという情報を発見する。勿論、「Call It Love」等で有名なあのPOCOではない(だったら驚きである)。


Poco/Call It Love

 ……ようするに、大したことなど考えていないのである。

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 かかっ! 遊んでおるな、お前様。

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 「真宵おねーさん」が最高にウザ可愛かったです。「ウザ可愛い」なんて、現実でもフィクションでもあり得ないと思っていたのですけどね。