「雪の妖精」とも呼ばれ、昨今たいへん人気の高い野鳥・シマエナガだが、どうも我が家近辺で頻繁に姿を見せているらしい。実際、私も何度か見かけたことはあるのだが、近隣住民の情報をまとめると、本当に「頻繁」と表現して構わない環境なのだそうだ。改めて考えてみれば、小さくてすばしっこく観察が困難であるらしいシマエナガを特に気にして過ごしているわけでもない私が何度か目にしているだけでも、充分な証拠と言えるのかもしれない。
気にしていないとはいえ、人気になるのも頷ける愛らしい姿ではあり、悪い気持ちにはならない。しかし、躍起になってカメラに姿を収めようとするような輩が集まってくるのは歓迎できない。幸い、輩程度の情報収集力では察知できないほどの僻地であるためか、今のところオーバーツーリズムの危機を感じるには至っていない。もしもこの先、地元住民と強行撮影者どもの血で血を洗う抗争に発展したのならば、シマエナガは妖精でも天使でもなく、災いを招く悪魔だったことになってしまう。愛らしい姿のままで居てほしいのならば、僻地は僻地としてそっとしておくべきである。
もっとも、様々な争いの種になってもダイヤモンドは宝石として重宝され続けているのだから、シマエナガも血の抗争の発端となろうが麻薬のように惹き寄せられる者は減らないのかもしれない。
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